循環器科で診療可能な病名一覧3ページ目
房室結節リエントリー性頻拍
発作性上室頻拍はリエントリー(回帰興奮または回帰収縮)によって発生します。心房や心室接合部の組織が関わっている頻拍を示します。速い脈拍が続いた後、突然止まる頻拍がそれです。房室結節リエントリー性頻拍...
多脾症
無脾症候群とも呼びます。身体の臓器が主に右側の成分のみで形作られた場合には脾臓が無い場合が多く、無脾症といわれます。逆に左側成分が主体の場合は、複数の脾臓が認められることが多く、多脾症といわれます...
食道異物
ピーナッツやアーモンドなどの固形食物や、硬貨やボタン電池、入れ歯といった異物を誤飲した後に嘔吐や窒息といった症状を訴えた場合、食道異物を疑います。対応として、まず胸腹部単純X線画像や、胸部CT、ガスト...
腫瘍塞栓
腫瘍塞栓とは、血管の中にガン細胞が入り込み、そしてその中で増殖することによって血管が塞がれ、最終的に破壊されてしまう病気のことです。この病気は基本的に動脈よりも静脈で起こりやすいです。この結果、血...
脂肪塞栓症候群
脂肪塞栓症候群は、血管やリンパ管内部に脂肪細胞が詰まり、血管やリンパ管を塞栓させる病気です。骨折や手術、あるいは他の臓器の疾患などをきっかけとして、この病気を発症します。呼吸困難やチアノーゼのよう...
無脾症
無脾症は、遺伝的に脾臓がない病状を指します。内臓の形成異常によって、脾臓が作られないことがあります。この病気を患っている患者は、心臓や消化器系に異常を抱えていることもあります。肺動脈などの異常に加...
無害性心雑音
無害性心雑音とは、機能的に問題はないものの、心臓の拍動に雑音が観察されるケースを指します。機能性心雑音という呼びかたをする場合もあります。機能的に問題がないということは、日常生活を送るうえでも問題...
びまん性胸膜肥厚
びまん性胸膜肥厚とは、肺側胸膜の病変で壁側胸膜との癒着があるものをさしていいます。初期のころの症状は、無症状の場合が多く、あっても激しい運動をした際の呼吸困難があると言うくらいです。しかし進行して...
鳥飼病
鳥飼病とは、鳥類の羽毛や糞などに含まれるたんぱく質を吸入した時に起こるアレルギー反応で、鳥をペットとして飼っている人に多く見られる、過敏性肺炎のひとつです。症状としては、発熱、倦怠感や呼吸困難など...
臓器不全
重度の外傷、感染症、熱病、ショックなどで起こる、生命の維持に必須の複数の臓器の機能が連鎖的に低下した状態を多臓器不全(たぞうきふぜん)といいます。腎臓、肝臓、血液系、呼吸器、消化器、心血管系、神経系...
遷延性咳嗽
遷延性咳嗽は、三週間以上続く咳のことを意味します。長く続く咳の症状には、特有の病気が隠されている場合があります。例えばアトピー性の咳嗽や咳喘息、マイコプラズマといった各種の他の病気が原因として考え...
心筋緻密化障害
心筋緻密化障害とは、拡張型心筋症の一つであり、心臓の筋肉が緻密でないために、心臓の収縮力が弱く、動悸や身体のむくみ、不整脈や心不全といった症状を引き起こします。通常、胎児の時には心臓の筋肉は緻密で...
高血圧眼底
血圧が高くなると、その影響で網膜の出血や綿花様白斑などの様々な病変が生じることを、高血圧眼底といいます。高血圧性網膜症とも呼ばれています。網膜の血管は、全身の血管の指標ともなります。また、網膜の血...
極型ファロー四徴症
乳児が極型ファロー四徴症という病気になってしまうと、呼吸困難や体重が増加しない症状が出ます。悪化すると哺乳をすることが困難になります。脳に影響が出ていると、けいれんを起こす場合があります。病気の影...
st上昇型心筋梗塞
st上昇型心筋梗塞とは、心臓を栄養する冠状動脈に異変が起こる「急性冠症候群」の中で、心臓を栄養する血管が完全に詰まってしまい、放っておけば心臓の一部の筋肉が死んでしまうような症状のことをいいます。「s...
異常ヘモグロビン症
異常ヘモグロビン症とは、血中の色素であるヘモグロビンが異常形となる事に起因する様々な症状の総合的な呼称です。ヘモグロビンの異常形は主に遺伝的な問題に由来しますが、両親に問題が無くとも突然変異的に発...
房室中隔欠損症
房室中隔欠損症とは、心臓の房室と呼ばれる部分を隔てている仕切りが先天的に欠損している病気です。この部分が欠損していると、心臓の中で血液の流れの不調が起こり、全身にうまく血液を送り出すことができなく...
房室回帰性頻拍
房室回帰性頻拍とは、心臓の心室周辺部が過剰な刺激を受け、心拍数が異常に増えて、不整脈を起こす病気です。心臓は人体の恒常性維持機能によって制御され、規則正しく脈拍を打っていますが、人体内の電気信号が...
不整脈原性右室心筋症
不整脈原性右室心筋症とは、心臓の右心の全域、もしくは一部に機能障害や形態の異常が見られます。右心筋の繊維が脂肪変性することによるものですが、心筋生検を行うことによって発見することができます。その他...
不安定プラーク
不安定プラークとは、薄い繊維性皮膜におおわれたコレステロールの結晶のことです。これが破れると、血栓ができてしまい、冠動脈の狭窄や閉塞が起きます。それによって、不安定狭心症、急性心筋梗塞、脳梗塞など...