「血を吐く」症状の循環器科で診療可能な病名一覧
不安定プラーク
不安定プラークとは、薄い繊維性皮膜におおわれたコレステロールの結晶のことです。これが破れると、血栓ができてしまい、冠動脈の狭窄や閉塞が起きます。それによって、不安定狭心症、急性心筋梗塞、脳梗塞など...
胃静脈瘤
胃静脈瘤とは、その名前が示すように胃の静脈がこぶのように腫れ上がってしまう病気のことです。静脈内には正常な血流があるのですが、それが何らかの原因によって流れを妨げられた時に行き場のなくなった血液が...
急性大動脈解離
急性大動脈解離とは大動脈の壁に亀裂が入り、壁が内膜と外膜に分離されることが突然発症する病気です。症状としては突然の激しい胸や背中の痛みがあります。また手や足の痛みがおこることもあります。この病気は...
チアノーゼ
チアノーゼは、動脈血中の酸素飽和度が低下することによって皮膚や粘膜が暗紫青色になる状態です。酸素を運搬するはたらきをもつヘモグロビンのうち、酸素と結合していない還元ヘモグロビンが5g/dl以上になったと...
エコノミークラス症候群
2011年の東日本大震災報道で、よく「エコノミークラス症候群」についての話題がよく取り上げられました。この名称は、航空機の席ランクでもスペースが狭く自由の効かないエコノミークラスの利用者によく起こるこ...
顕微鏡的多発血管炎
顕微鏡的多発血管炎でおかされるのは、毛細血管や細静脈、細動脈の細いサイズの血管です。血管の太さだけではなく、抗好中球細胞質抗体が陽性を見る中で結節性多発動脈炎とは異なる病気です。日本では患者数は不...
大動脈解離
大動脈の壁に亀裂が入り、壁が内膜と外膜とに分離されてしまう病気を大動脈解離といいます。弱くなった大動脈の壁の内層が裂け、裂けめから血液が流れ込むことで外膜と中間層に解離が起こります。突然に発症する...