不安定プラークはどんな病気?
不安定プラークとは、薄い繊維性皮膜におおわれたコレステロールの結晶のことです。これが破れると、血栓ができてしまい、冠動脈の狭窄や閉塞が起きます。それによって、不安定狭心症、急性心筋梗塞、脳梗塞などの重大な病気になることもあり、油断できません。従って、このため、血管内エコー法や血管内内視鏡などでプラークの早期検出に努めています。ただ、残念ながら、これで十分とは言えません。
不安定プラークの主な症状は?
不安定プラークの症状は、脂質に富み、とてももろく少しの刺激でも破裂して血栓になり、血管を詰まらせてしまいます。そのため急性心筋梗塞、不安定狭心症、脳梗塞などの重大な疾患を引き起こします。脂質に富むプラークは、形成、進展するので、これを防ぐことが重要です。しかし、破裂を引き起こすトリガー(ひきがね)についてはまだ完全に解明されていません。
不安定プラークの主な原因は?
不安定プラークとは、動脈硬化によって内膜の肥厚性病変が不安定になっていつ血管に流れ出してもおかしくない状態のものを言います。このプラークが血管中に放出されると血栓の原因となって最悪の場合は死に至るのです。この要因としては、プラークにコレステロールなどが付着して肥大化してしまうことでおこる可能性が高いと考えられています。
不安定プラークの主な検査と診断方法は?
不安定プラークの検査方法については、頸動脈エコー検査を行い、診断します。頸動脈エコー検査とは首の部分にブローブを当て、検査をする方法です。簡単に視覚的に良性のブラークか悪性のブラークかを診断することが出来ます。また、左右合わせて数分程度で済むので誰でも簡単に検査を受けることが出来ます。また頸動脈エコー検査の他によりCT検査も併用するとより確実な診断を行えます。
不安定プラークの主な治療方法は?
不安定プラークの治療法は血圧を下げるための薬物療法が中心で、血圧を下げプラークが破裂しないようにすることが至上命題です。血管撮影でも映りにくいので経過観察が難しいのでストレスのかかる生活をやめて病院へ入院して安静にし、血圧が下がるまで入院します。食事も脂肪分は徹底的にカットされ、食事制限を徹底するために点滴治療をします。
不安定プラークの初診に適した診療科目