「妊娠に関連した疾患」症状の「腹が痛い」に関する病名一覧
卵管性不妊
きちんと毎月排卵していても、卵管が何らかの原因で詰まっていたりすると、精子と卵子が出会うことが出来ず、結果的に妊娠が不可能な状態になり、これを卵管性不妊と呼びます。クラミジアに感染することなどで、...
骨盤内癒着
骨盤内癒着とは手術などによって骨盤内の傷ついた組織が治癒する際にその隣あう臓器とくっついたまま組織の再生が行われた状態です。癒着により卵管が狭窄してしまった場合には卵管の動きが悪くなり不妊の原因と...
産褥性子宮内膜炎
産褥性子宮内膜炎とは、流産や子宮感染症、人工妊娠中絶などに伴い、細菌が子宮頚管を上って子宮内に入り込み炎症を起こす症状です。妊娠中の性交による性感染症が原因になることもあり、主に急性の子宮内膜炎を...
産褥子癇
子癇には、妊娠子癇・分娩子癇・産褥子癇があり、痙攣などの発作がどの段階で起こるかで呼び名が変わります。産褥子癇は、出産後6~8週間の間に起こるとされています。原因は妊娠中毒症や高血圧によるもので、ま...
卵管瘤膿腫
卵管が淋菌やクラミジアなどが原因で炎症を起こし、それが原因で卵管が癒着して、膿が溜まって腫瘤を形成してしまうことを卵管瘤膿腫と言い、下腹部の痛みや発熱などの症状が現れます。卵管瘤膿腫になると自然妊...
卵巣がん(卵巣腫瘍)
卵巣がん(卵巣腫瘍)は表層上皮性・間質性腫瘍と性索間質性腫瘍、細胞腫瘍、その他の腫瘍の4つのタイプに分かれています。卵巣がん(卵巣腫瘍)の9割は悪性の表層上皮性・間質性腫瘍です。原因として考えられている...
鎖陰
鎖陰は膣閉鎖と言われて、処女膜閉鎖や膣横隔膜や膣狭窄を加えた総称です。胎児発生の過程で膣板が空洞化して膣の管状構造が形成されます。その膣板の空洞化の過程で、障害が生じて膣かんをを横断する隔壁が残る...
切迫子宮破裂
出産の際に子宮に傷が付いて、子宮が破裂寸前の状態になっていることを切迫子宮破裂といいます。子宮に大きな傷が付いているので強い痛みがあります。陣痛を弱めるために鎮痛剤の投与を受けたり、麻酔を施しても...
処女膜閉鎖
処女膜閉鎖は胎児の生育過程において膣腔と尿生殖洞を分離している処女膜が破裂する際に障害が起こったために、生後において処女膜に開口部ができずに閉鎖されている状態を指します。そのまま放置していると、成...
卵巣チョコレート嚢胞
卵巣チョコレート嚢胞は子宮内膜症が卵巣に発生したものです。子宮内膜症は子宮内膜に類似した組織が子宮の内側以外の組織に発生したもので、卵巣に発生することで月経ごとにその内部で出血をし、出血したものが...
子宮平滑筋肉腫
子宮平滑筋肉腫とは、子宮肉腫という子宮体部の筋層に発生する悪性腫瘍で症例の少ない癌ですが、その中の組織型のひとつです。50歳前後で発症しやすく予後不良な癌です。リンパ節転移は少ないのですが、肺への転...
原発性無月経
原発性無月経とは、満18歳になっても初経が起こらない場合のことを言います。日本人は14歳ぐらいまでに初経を経験します。定義上は18歳ですが、15歳になって初経がない場合、医師に相談するケースが多くなります...
完全流産
完全流産とは、自然流産をした際に、胎児や組織がすべて子宮外に排出される流産のことです。これに対して、子宮内容物の一部が子宮内に残ってしまう流産を不完全流産と呼びます。流産とは、妊娠中に何らかの異常...
進行流産
妊娠22週までの時期に、切迫流産が進んで、胎盤が剥がれたり、子宮の入り口が開いて、流産を止められない状態を、進行流産といいます。数分で進んでいくため保存的治療はできません。強い規則的な腹痛があり、胎...
卵巣過剰刺激症候群
卵巣過剰刺激症候群とは、卵巣が不妊治療で使用される排卵誘発剤に過剰に刺激されるために起こる症状のことを言います。卵巣が膨れ上がるため、腹水、胸水がたまる、腎不全、血栓症などが起こる危険があります。...
低置胎盤
胎児は子宮の中で胎盤で母体とつながっていますが、この胎盤の位置に異常が見られるケースがあります。低置胎盤はそうした胎盤の位置の異常のひとつで、胎盤が子宮口にはかかっていないながらも正常な状態に比べ...
産褥熱
分娩の際に生じた傷からの細菌感染を産褥熱といいます。ブドウ球菌、大腸菌、連鎖球菌、肺炎双球菌などが原因となるので、産婦に触れるもの全ての滅菌と消毒、局所の消毒が必要となります。軽度のものは、分泌物...
子宮破裂
子宮破裂とは、帝王切開を何度か繰り返している妊婦さんが、子宮自体の皮膚が薄くなっていると、約1000人に1人の割合で起こり得るリスクのことで、実際に破裂してしまえば、母体も赤ちゃんも、共に危険な状態に陥...
皮様嚢腫
皮様嚢腫とは、卵巣腫瘍の一種で、脂肪、毛髪、歯などが含まれた嚢腫のことです。大きさは、くるみ大から赤ちゃんの頭ぐらいまで様々になります。小さいうちは症状が出ませんが、大きくなってくると腹部に痛みが...
OHSS
体外受精時に行われる排卵誘発法によって多数の卵胞が発育し、その卵胞の中に血清成分が貯留して卵巣の急激な腫大と血液凝縮が起こる場合があります。その結果起こる合併症のことを卵巣過剰刺激症候群(OHSS)と言...