「妊娠に関連した疾患」症状の「腹が痛い」に関する婦人科で診療可能な病名一覧
卵管性不妊
きちんと毎月排卵していても、卵管が何らかの原因で詰まっていたりすると、精子と卵子が出会うことが出来ず、結果的に妊娠が不可能な状態になり、これを卵管性不妊と呼びます。クラミジアに感染することなどで、...
骨盤内癒着
骨盤内癒着とは手術などによって骨盤内の傷ついた組織が治癒する際にその隣あう臓器とくっついたまま組織の再生が行われた状態です。癒着により卵管が狭窄してしまった場合には卵管の動きが悪くなり不妊の原因と...
産褥性子宮内膜炎
産褥性子宮内膜炎とは、流産や子宮感染症、人工妊娠中絶などに伴い、細菌が子宮頚管を上って子宮内に入り込み炎症を起こす症状です。妊娠中の性交による性感染症が原因になることもあり、主に急性の子宮内膜炎を...
鎖陰
鎖陰は膣閉鎖と言われて、処女膜閉鎖や膣横隔膜や膣狭窄を加えた総称です。胎児発生の過程で膣板が空洞化して膣の管状構造が形成されます。その膣板の空洞化の過程で、障害が生じて膣かんをを横断する隔壁が残る...
処女膜閉鎖
処女膜閉鎖は胎児の生育過程において膣腔と尿生殖洞を分離している処女膜が破裂する際に障害が起こったために、生後において処女膜に開口部ができずに閉鎖されている状態を指します。そのまま放置していると、成...
卵巣チョコレート嚢胞
卵巣チョコレート嚢胞は子宮内膜症が卵巣に発生したものです。子宮内膜症は子宮内膜に類似した組織が子宮の内側以外の組織に発生したもので、卵巣に発生することで月経ごとにその内部で出血をし、出血したものが...
子宮平滑筋肉腫
子宮平滑筋肉腫とは、子宮肉腫という子宮体部の筋層に発生する悪性腫瘍で症例の少ない癌ですが、その中の組織型のひとつです。50歳前後で発症しやすく予後不良な癌です。リンパ節転移は少ないのですが、肺への転...
原発性無月経
原発性無月経とは、満18歳になっても初経が起こらない場合のことを言います。日本人は14歳ぐらいまでに初経を経験します。定義上は18歳ですが、15歳になって初経がない場合、医師に相談するケースが多くなります...
卵巣過剰刺激症候群
卵巣過剰刺激症候群とは、卵巣が不妊治療で使用される排卵誘発剤に過剰に刺激されるために起こる症状のことを言います。卵巣が膨れ上がるため、腹水、胸水がたまる、腎不全、血栓症などが起こる危険があります。...
子宮破裂
子宮破裂とは、帝王切開を何度か繰り返している妊婦さんが、子宮自体の皮膚が薄くなっていると、約1000人に1人の割合で起こり得るリスクのことで、実際に破裂してしまえば、母体も赤ちゃんも、共に危険な状態に陥...
皮様嚢腫
皮様嚢腫とは、卵巣腫瘍の一種で、脂肪、毛髪、歯などが含まれた嚢腫のことです。大きさは、くるみ大から赤ちゃんの頭ぐらいまで様々になります。小さいうちは症状が出ませんが、大きくなってくると腹部に痛みが...
OHSS
体外受精時に行われる排卵誘発法によって多数の卵胞が発育し、その卵胞の中に血清成分が貯留して卵巣の急激な腫大と血液凝縮が起こる場合があります。その結果起こる合併症のことを卵巣過剰刺激症候群(OHSS)と言...
子宮下垂
子宮下垂とは、子宮が正常な位置から膣に沿って降下してしまった状態です。その中で、子宮が膣から出てしまう状態を子宮脱といいます。特に症状がなければ治療を行う必要はありませんが、放置するとひどくなる場...