「熱が出る」症状の「腹が痛い」に関する婦人科で診療可能な病名一覧
産褥性子宮内膜炎
産褥性子宮内膜炎とは、流産や子宮感染症、人工妊娠中絶などに伴い、細菌が子宮頚管を上って子宮内に入り込み炎症を起こす症状です。妊娠中の性交による性感染症が原因になることもあり、主に急性の子宮内膜炎を...
子宮留膿腫
子宮留膿腫は、子宮頸がんが発症機序になるなどして、主に閉経後の高齢者に発症する子宮の病気です。この疾患は感染によって子宮腔内に膿が貯留し、子宮内部の圧力が高まり、発熱を伴う腹痛が起こります。この病...
子宮平滑筋肉腫
子宮平滑筋肉腫とは、子宮肉腫という子宮体部の筋層に発生する悪性腫瘍で症例の少ない癌ですが、その中の組織型のひとつです。50歳前後で発症しやすく予後不良な癌です。リンパ節転移は少ないのですが、肺への転...
子宮内膜炎
子宮内膜炎とは、子宮の内側の粘膜が細菌により炎症を起こしている症状を言います。産後に起こる産褥性のものとそれ以外の非産褥性の2つに分けられます。主な症状として、高熱が出る、膿のようなおりもの、不正出...
卵巣炎
卵巣炎は、卵巣に続く卵管が炎症を起こした際に発症する疾患です。卵管に炎症が起こると、卵管と卵巣はつながっているため、卵巣にまで炎症が及びます。炎症はさまざまな細菌によるものです。慢性化してしまうと...
卵管炎
卵管炎は、大腸菌、ブドウ球菌、レンサ球菌、淋菌などの細菌やクラミジアなどが、膣や子宮を通り卵管に感染するために起こると考えられています。急性期か慢性期、炎症の強さによって症状は異なり、下腹部痛や発...
骨盤腹膜炎
骨盤腹膜炎とは女性が骨盤内の臓器をおおっている骨盤腹膜が炎症を起こす病気です。40度近い高熱がでて、下腹部に痛みが走ります。また吐き気や下痢も伴います。下腹部を触ると硬くなっているのが自分でもわかり...