筋断裂 キンダンレツ

初診に適した診療科目

筋断裂はどんな病気?

筋断裂とは無理な力が筋肉に加わった際に筋肉が断裂してしまう事です。一般的には肉ばなれと呼ばれる症状と同じです。これはスポーツ選手にもよく現れる症状です。無理な力を加えたり、無理な体勢をとった時に筋肉がその力にたえられず断裂してしまうのです。大変大きな痛みを伴いますが、時間の経過とともに完治します。まず応急処置の方法として冷たいタオルや氷で冷やすと痛みがまぎれます。

主な症状

筋断裂とは筋肉が断裂している状態のことです。部分的に小さい断裂の場合、痛みはあるけど自力で歩くことができます。しかし筋繊維の一部が断裂すると、歩行が難しくなります。さらに、重症になると、圧痛顕著と呼ばれる幹部を抑えて圧迫し、症状を確認する方法を試すと、幹部に陥没が確認できます。この段階になると、自力での歩行がほぼ不可能になります。

主な原因

筋断裂の原因は、筋組織への強い収縮による断裂です。筋肉に対して急激な収縮力が働いた場合、その力が筋肉の限界強度を超えることがあります。そうした場合、自らの収縮力によって強いストレスがかかった筋肉の組織が破壊されてしまいます。筋組織の断裂と共に出血を伴い痛みを生じさせます。特に脚の筋肉は強い収縮力によって、断裂を起こしやすい傾向にあります。

主な検査と診断

筋断裂の検査方法は、断裂が起きていると推定されている部位をおして見ることでわかります。指で押してみると、それだけで傷んだりするのです。大抵の場合はそれだけで判明するのですが、専門医でも診断に悩んでしまうという場合には、MRIをとってみたり、超音波検査の実施をやることになります。画像検査をやれば、損傷部が描出できるのです。

主な治療方法

筋断裂の治療法は、冷却や圧迫固定により実施します。患部を冷却した後、包帯によって圧迫し固定します。その後、関節自動運動を行いながら、患部を圧迫している包帯を少しずつ取り除いていきます。さらにストレッチによって固定していた筋肉を徐々に慣らした後に、ランニングなどの軽い運動からリハビリテーションを行っていくことになります。