血腫 ケッシュ

初診に適した診療科目

血腫はどんな病気?

血腫とは血管から出血した血液が、体外に出ずに体内の組織内に溜まって排出されない状態のことをいいます。
様々な原因で体のいろいろな部位に起こり、その部位によって、皮下血腫、動脈血腫、硬膜下血腫などに分けられます。
内出血をするとあざができますが、あざもこれの一種です。

主な症状

血腫とは、血管が切れたために血液が一ヶ所にたまり、かたまって腫瘤状になった状態です。発生した部位や程度によって引き起こされる症状は異なります。
例えば、皮下血腫で一般的な「たんこぶ」では、患部が腫れて青紫色に変色し、痛みを伴いますが、硬膜下血腫ははじめのうちはほとんど症状がなく後々ふらつきやしびれ、頭痛が生じたりします。

主な原因

血腫ができる原因は発生する部位によって異なります。
皮下血腫や硬膜下血腫などは打撲などによって生じることが多いですが、血友病など他の疾患が原因となって発生することや、手術後の出血に伴って発生したりします。

主な検査と診断

検査の方法も血腫が生じている部位によって異なります。
皮下血腫の多くは視診で認められます。内臓に発生した場合にはCT検査やMRI検査などを行い診断します。

主な治療方法

たんこぶなどの皮下血腫は自然に消失することが多いです。
心嚢血腫、卵管血腫、硬膜下血腫などは重症化しやすい疾患で早急の治療が必要になることがあり、溜まった血液を抜く治療や、手術によって血腫を取り除く治療が行われます。