粉砕骨折 （ フンサイコッセツ ）

粉砕骨折はどんな病気？

「骨折」といってもいくつかの種類があり、ごく小さな骨折から命に関わるものまであります。
その原因や症状により病名が分けられており、その中で「粉砕骨折」という骨折があります。これはその名前の通り骨が砕けてしまう骨折です。
骨が弱くなっている骨粗しょう症の人に起こりやすく、また外部から骨に大きな衝撃があった場合などでも発症します。

主な症状

粉砕骨折の症状とは、骨が粉々に砕けたことを指しています。骨そのものに痛みを感じる神経はありませんが、その周囲は神経と血管が豊富なので骨折するとその部位に痛みと腫れが生じます。
ひどい場合には動かせなくなったり、外見が変形することもあります。

主な原因

粉砕骨折の原因は外部からの強い衝撃によるものです。激しいスポーツの場合、身体に強い衝撃が加わることや、交通事故などが原因となることが多いです。
または骨粗しょう症で骨が弱くなった人が転倒した際に起こります。

主な検査と診断

粉砕骨折の検査方法は、レントゲンが一般的です。
レントゲンの前に医師が、皮膚の上から診断することもありますが、レントゲンで検査することが多いです。

主な治療方法

スポーツや交通事故の原因で粉砕骨折の疑いがある場合は、患部を木材の板を使って固定します。木材の板の内側に布製のものを当てて、出来るだけ同じ体勢にして整形外科の診察を受けます。
治療法としては、骨折している所を正常な状態につなぎ合わせる手術を行います。一回だけではつなぎ合わせる事が困難な場合には、何度か手術を行う事になります。
金属のプレートを入れて骨を固定する手術が行われることもあります。