筋肉内血腫 キンニクナイケッシュ

初診に適した診療科目

筋肉内血腫はどんな病気?

筋肉の内側で出血が発生して、血が溜まって腫れ上がっている状態のことを筋肉内血腫といいます。
スポーツで怪我をして筋肉に傷が付いた時に発症しやすいです。患部の痛みと違和感などの症状が出てきます。症状が重い時は、筋肉全体が疼くような痛みにおそわれます。
血腫が大きかったり、治りがよくなかった場合には外科的処置が行われることもあります。

主な症状

筋肉内血腫はその名の通り筋肉内部に出血し血腫となるもので、周囲の筋組織や神経系を圧迫し激しい痛みを引き起こします。主な症状としてはこれら激しい筋肉の痛みや腫れを引き起こす他に、血腫が周囲の神経系をも圧迫するので神経障害を引き起こしたり運動に障害が発生する事もあります。
またこれらは同時に筋肉そのものの運動低下を招き思う様に該当四肢が動かせなくなります。

主な原因

筋肉内血腫が起こる場合には、打撲、相撲などのスポーツ、無理な姿勢をとった時や重いものを持った時など身体に負荷がかかった場合に多く起こりますが、原因不明で発症することも少なくありません。
外傷を伴わない場合には血友病や血小板減少症など血液の疾患や肝機能が低下している時に見られることがありますので、思い当る理由がない場合は専門的に検査が必要です。

主な検査と診断

筋肉内血腫の検査方法は、病院で血液検査や超音波検査を行います。医師ならば、患部へ触れたり問診をしたりすることでも病種を確認することは可能ですが、より確実な診断をするために血液の状態や患部の画像も確認します。
重症の場合にはMRIにより筋肉の損傷程度を確認することもあります。

主な治療方法

筋肉内血腫が生じた場合、受傷直後はまず冷却し、圧迫して損傷や出血を最小限に抑えます。
数日安静にしてから温熱療法と患部に負荷をかけない状態で可動域を拡大させる運動を行います。
2〜3週間保存療法を試みても改善が認められないときには、手術で筋肉内の血腫を除去することもあります。