骨折

初診に適した診療科目

骨折はどんな病気?

骨折とはその名のとおり骨が折れることで、原因による分類、部位による分類、外力のかかり方による分類など様々な分類がされています。症状としては痛み、内出血、腫れ、変形、異常可動性などがあります。まずは折れた骨を元に戻し、固定することが治療法の基本とされています。その後は医師とともにリハビリテーションをして完全な回復へとむかいます。

主な症状

骨折した場合に、どの様な症状になるのかについては、痛み、内出血、腫れ、そして変形・異常可動性、の4つに大別されます。痛みについては、骨に神経が通っていますので、折れた際にその衝撃や圧迫等、とても大きな痛みを脳へ伝えます。出血や腫れは、骨が折れたことによる周辺の体細胞の損傷等によって生じます。そして、変形・異常可動性は、動くはずのない部分が、折れたことによって動くということです。

主な原因

骨折をしてしまう原因とは、外部から強い衝撃をうけた場合や強い圧迫をうけた場合に起こります。そして食生活の乱れによりカルシウムが不足していると骨の弱い体質になってしまいます。カルシウムが不足すると骨の中身がスカスカになり、軽い衝撃や圧迫でも骨が折れてしまったりひびが入ってしまったりするのです。魚や牛乳等の好き嫌いからも骨が弱くなってしまうのです。

主な検査と診断

骨折したときの検査方法には、骨シンチグラフィー検査、レントゲン検査、MRI検査、骨スキャン検査があります。骨シンチグラフィー検査とは、体を輪切りにしたような画像をアウトプットとするスキャン方法です。レントゲン検査とは、X線を用いて検査する方法です。MRI検査とは、核磁気共鳴と呼ばれるものを利用するスキャン方法です。骨スキャン検査とは、骨の再生速度に着目する、放射性物質を用いた方法です。

主な治療方法

治療法としては、骨折した骨がずれていない場合は部位を保護して、動きを制限するためにグラスファイバーや石膏で出来たギブスで固定します。骨がずれている場合は、元の正常な位置に戻すための整復が行なわれます。整復には、非観血的整復と呼ばれる、ずれた骨を引っ張って正しい位置に保つ牽引、ずれた骨を皮膚の上から手で整復する徒手整復、と、手術による観血的整復と呼ばれる2種類があります。