「むくむ」症状の心臓血管外科で診療可能な病名一覧
大静脈解離
大静脈解離とは、大動脈壁に亀裂が入り内膜と外膜に分離される病気のことを指します。循環器の救急疾患で前触れなく突然発症します。胸や背中に激痛が走り、動脈壁の分離により手足の血流が悪くなり痛みが現れる...
ポンプ失調
心筋梗塞を発症することによって左室収縮機能障害が生じると、心臓は全身に必要な血液を送ることができなくなります。これをポンプ失調と言います。急性心筋梗塞の合併症としてもよく知られていますが、心不全や...
平滑筋肉腫
平滑筋肉腫とは、腫瘍細胞にあるタンパク質が、平滑筋と共通した性質を持つ肉腫で、若者や子供にも発症することがありますが、基本的には主に中高年に多い病気です。原因は遺伝の異常が考えられますが、詳しいこ...
梗塞
梗塞とは、動脈が塞がることにより、その流域下の組織が壊死してしまうことを指します。冠状動脈に血栓などが生じた場合は、血液の循環障害が起こることでその部分の心筋が壊死してしまいます。脳の血管がつまっ...
心房中隔欠損症
心房中隔欠損症は、心臓の右心房と左心房を隔てる心房中隔に穴が開いている疾患で、先天性の場合が多く、自然に穴がる下がることは稀であるといわれています。心房中隔に欠損がある場合は、左心房の血液が右心房...
静脈瘤
静脈瘤は、静脈の血管の壁がなんらかの理由で薄くなってしまい、その部分の血管が膨らむことで発症する循環器系の病気です。これがもし動脈に起きた場合には動脈瘤と呼びます。主な症状としては、足がむくんだり...
上大静脈症候群
上大静脈症候群は、肺癌や悪性リンパ腫、縦隔腫瘍、大動脈瘤による圧迫などが原因で上大静脈が閉塞されて起こる症候群です。上大静脈の閉塞により血液が逆流すると、奇静脈が側副経路として発達し、下大静脈を介...
下肢静脈瘤
下肢静脈瘤とは、静脈の弁が正常に働かないため血液が重力によって逆流し、下肢の静脈に血液が溜まることにより静脈が膨れて瘤(こぶ)のようになることを指します。症状としては、足の痛み、だるさ、むくみ、か...
心肥大
心肥大とは、高血圧などが原因で心臓に多くの血液が送られ、その結果心臓に負担がかかってしまう病気のことです。心筋虚血となるので、患者は息切れ、疲労感などを感じるケースが多いです。また筋ジストロフィー...
収縮性心膜炎
収縮性心膜炎とは、慢性的な炎症により心膜が線維性に肥厚、癒着、石灰化し、心室の拡張が著しく障害されるものをいいます。石灰化を主な特徴としていますが、石灰化を認めない例も多いため注意が必要です。心拍...
リンパ浮腫
リンパ浮腫とはリンパ管の働きが何らかの原因で障害され、皮膚組織のある部分に体液が溜まってむくみが起こった状態を指します。リンパ管は体の老廃物などの水分やタンパク質の成分を一日で約2〜3リットルも運ぶ...