肛門科で診療可能な病名一覧2ページ目
血便
血便とは、血が混じっている便のことをいいます。大腸や肛門など、下部消化管から出血した場合を言います。便が赤く血が混ざっていることが分かることもあれば、見た目では分からない黒っぽい便であることもあり...
いぼ痔(痔核)
いぼ痔は医学用語では「痔核(じかく)」と呼び、肛門の病気の約半数を占めます。直腸と肛門の境界である歯状線より口側にできたものを「内痔核」、歯状線より外側にできたものを「外痔核」といいます。 肛門か...
神経性頻尿
神経性、つまり心的なストレスなどによって発生する頻尿の事を言います。過活動膀胱(ぼうこう)ないし心因性頻尿とも呼ばれます。心的な不調は身体に悪い影響をもたらすことが近年の研究でわかっていますので、...
前立腺炎
前立腺炎は、前立腺が充血して腫れる状態になる病気です。急性のものは、尿道から大腸菌などの細菌が入り込む事によっておきるもので、慢性のものは必ずしも細菌感染とは関係がありません。この病気になってしま...
肛門がん
肛門がんとは、消化管の終末部の肛門管にできるがんのことです。大腸がんに比べるとその頻度はまれで、様々なタイプのがんが発生する箇所でもあります。このがんの発育形式は、肛門管の中から発生した管内型と、...
肛門周囲膿瘍
肛門陰窩(いんか)というくぼんだ部分に腸内の細菌が侵入し、肛門腺が化膿すると、肛門の周囲に膿が貯まる「肛門周囲膿瘍」ができます。これが自然に破れるか、病院で切開することにより、膿が排泄されます。しばら...
裂肛
裂肛とは肛門が切れて裂けてしまう事を言います。便秘により便が石のようにかたくなり、大きな便になりますと、排便の時に肛門に負担をかけてしまいます。無理矢理いきんで便を押し出してしまうと、肛門が裂けて...
直腸脱
「直腸脱」は肛門から直腸が脱出する状態です。直腸壁がくるりとひっくり返って裏返しになり、肛門の外に飛び出してしまいます。脱出が軽度の場合は、いぼ痔と間違われることがあります。進行すると、脱出する直腸...
巨大結腸症
「巨大結腸症」とは、腸の壁にある神経が機能しない事により、腸が正常に動く事ができずしぼんだままになり、その口側の腸が張ってしまう病気です。直腸や大腸が異常に拡張し、その動きが悪くなって便秘になるも...
尿道炎
尿道炎とは主に男性に起こり、クラミジアや淋病など性感染症による尿道炎以外にも、性感染症ではない細菌性尿道炎を引き起こすこともあります。女性の場合は膀胱炎から炎症が波及した場合に起こり、臨床的には単...
痔核
痔核は、肛門部に血が溜まる事で発生する腫れの事で、一般的にはいぼ痔としても呼ばれる事もあります。肛門の内側・外側に発生し、内側に発生する物は出血が起こる場合があり、特に排便時に力んでしまうと大量に...
痔瘻
痔にはいわゆるいぼ痔といわれる内痔核や外痔核、切れ痔といわれる裂肛がありますが、穴痔といわれるのが痔瘻(じろう)です。肛門と直腸粘膜の間に歯状線というギザギザの組織があり、ここの肛門小窩という小さな...