尿道炎
尿道炎はどんな病気?
尿道炎とは主に男性に起こり、クラミジアや淋病など性感染症による尿道炎以外にも、性感染症ではない細菌性尿道炎を引き起こすこともあります。女性の場合は膀胱炎から炎症が波及した場合に起こり、臨床的には単独で診断することはほぼありません。
男性の場合の原因は淋菌性のものと、それ以外の微生物による非淋菌性に大別されます。
非淋菌性の原因となる病原体には、クラミジア、大腸菌、マイコプラズマ、ウレアプラズマ、その他の細菌やウイルスなどがあります。
主な症状
尿道炎の症状には、排尿する時にしみるような違和感、むずむず、痛みなどを感じます。時にはズキズキ刺すような痛みが現れる時もあります。男性なら尿道から透明や白色、黄色などの膿、分泌物が出ます。
主な原因
尿道炎とは、主に男性の病気の意味を持ちますが原因としては、性行為で感染する淋菌によるものとそれ以外の微生物による非淋菌性に別れます。非淋菌性にはクラミジア、大腸菌、マイコプラズマ、ウレアプラズマなどがあります。
★淋病
★クラミジア
主な検査と診断
尿道炎の検査方法は尿検査で行います。尿検査で白血球の量を調べることで診断を行います。
しかし、クラミジア・マイコプラズマ・ ウレアプラズマの場合は白血球が増えないこともあり、尿検査だけでは診断できません。
そこで、PCRという検査を行います。PCRは尿中のクラミジアや淋菌を検出する方法で、95%以上の確率で診断できる非常に感度の高い方法です。
主な治療方法
尿道炎の治療方法は、抗生物質を内服します。抗生物質の内服で治りがよくなければ、治療薬を変更します。
治療中に、性行為をすることにより、相手にし移る危険がありまた、自分へ相手を介してまた、移る場合もあります。