形成外科で診療可能な"先天性障害"に関する病名一覧 17件
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嚢胞性二分脊椎
嚢胞性二分脊椎は、胎生早期に何らかの遺伝要因や薬の接種など、何らかの要因により胎児の外胚葉から脊髄と皮膚が分離・分化する際に異常が発生して神経管奇形が生じてしまうことです。高頻度にみられる先天性異...
口唇裂
口唇裂とは、先天性に発生する顔の異常であり、口唇の間に亀裂が生じることを指します。日本では500人に1人の確率で発症が報告されています。意外に数字が多いのがお分かりになるかと思いますが、適切な時期に外...
レックリングハウゼン病
レックリングハウゼン病は、皮膚、神経を中心に様々な器官に神経線維腫などの異常を生じる遺伝性の病気のことを言います。神経線維腫症1型とも呼ばれます。この疾患は様々な症状を伴い、その症状の現れ方は人によ...
先天性内反足
先天性内反足とは、生まれつき両足または片足の部分が、内反、内転、尖足の状態のことをいいます。発生頻度は、女子より男子のほうが多いです。足の変形がすぐ発見できるため、生後1週間から2週間くらいで、医師...
口蓋裂
口蓋裂とは赤ちゃんが産まれるまでに口蓋突起がくっつかなかった状態のことをいいます。これは環境や遺伝子因子が組み合わされたときに一定の値を超えた場合に発症するといわれています。日本人は比較的確立が高...
小耳症
小耳症とは、生まれつき耳の形が不完全な状態で、通常よりも耳が小さいことを言います。これは、女児よりも男児の方が割合が多く、先天性の奇形になります。また、左耳よりも右耳の方がなる確率が高く、なかには...
蒙古斑
蒙古斑とは、赤ちゃんのお尻にある青いアザのようなもので、産まれたばかりの頃から幼児くらいまでは模様が付いています。後は自然に消えていきます。たまにアザみたいな見た目なので、虐待していると疑う人もい...
トリーチャー・コリンズ症候群
トリーチャー・コリンズ症候群とは、頬骨の欠如や顎顔面形態の不調和が特徴的な症状の疾患であり、常染色体優性先天性疾患の中でも稀な例の1つです。トリーチャー・コリンズ・フランチェスケッティ症候群とも呼ば...
結合体双生児
結合体双生児(シャム双生児)とは体が結合した状態で生まれた双生児のことです。およそ5万から20万出生にあたり1組程度の割合で出生すると言われています。この双生児は主に一卵性双生児の場合がほとんどで、通...
軟骨無形成症
軟骨無形成症は遺伝子の異常により起こる全身の病気です。遺伝子の突然変異で起こることがほとんどで、成長軟骨の発達が悪いので手や足が短くなり低身長なのが主な症状です。様々な合併症が起きないようにする為...
「形成外科」について
形成外科は、先天的または後天的な形態の異常や外傷、腫瘍などによる身体的な損傷や変形を専門的に診断し、治療する医療分野です。具体的には、顔面の異常やけが、乳房再建、手指の再建、先天性手足異常、皮膚がんの治療、腫瘍の切除後の再建などを行います。
形成外科医は、外科手術や各種の治療法を使って、損傷や変形を改善し、患者の自尊心や生活の質を向上させることを目指します。外科手術の種類には、皮膚移植、骨切り、軟部組織再建、血管移植、義手や義足の装着などがあります。
形成外科医は、外科医や皮膚科医、小児科医、放射線科医、リハビリテーション医、精神科医、栄養士などの専門家と協力して、多様な治療法を提供します。また、多くの形成外科医は、美容整形にも携わっており、美容整形においても、患者の体型や顔の形に合わせた手術や治療を行います。