先天性内反足

初診に適した診療科目

先天性内反足はどんな病気?

先天性内反足とは、生まれつき両足または片足の部分が、内反、内転、尖足の状態のことをいいます。発生頻度は、女子より男子のほうが多いです。足の変形がすぐ発見できるため、生後1週間から2週間くらいで、医師の診察を受けることが多いです。変形のある足は動きが少ない為、筋肉が萎縮しています。初診時の触診で、変形の矯正がどの程度可能か、ある程度予測することが出来ます。

主な症状

先天性内反足は、生まれつき足部が内側に反っているわけですが、通常は特に問題が起こらないことも多いと言われています。いくつかの特徴的な症状が見られるようになるケースとして、最も多いのがスポーツやトレーニングのし過ぎであるといわれています。この場合は足に痛みを感じたり、炎症をおこしたりすることがあります。安静によって回復する場合もあります。

主な原因

先天性内反足の原因といわれているものが現在でもわかっていないというのが原状になっていて難しい問題となっています。足関節などの可動域や動きがしっかりとしている場合には、胎内での姿勢が不良な場合がおおくなっていますので問題はないのです。足を構成するいくつかの骨の形態や骨どうしの配列に異常がでてきてしまうことも要因となっていきます。

主な検査と診断

先天性内反足かどうかを診断するには、脊椎の疾患かどうかを調べることから始めます。脊椎の疾患による神経麻痺が原因で似た症状が起こる可能性もあるからです。次に骨の配列を調べます。おなかの中でそういう姿勢を取っていたためにそういう状態になっていることもあるからです。それらと違うとわかった場合、内反足自体の検査を行います。検査方法としては、視診と触診で重症度を判別します。その際、骨の配列に注意を払います。

主な治療方法

先天性内反足と判明したら、出生後なるべく早期から治療を開始しなくてはなりません。そうしなくては、後にとても困ることになるからです。治療法としては主に、矯正ギプスと手術による治療が考えられ、患者の状態や医師の判断によって、それらは使い分けられます。整形外科医が手で骨の位置を正し、それがずれてしまわないように、膝から足の先までギプスをつけて矯正をします。