女性のQOL(生活の質)向上をサポートさせていただくことをコンセプトに、月経痛、月経不順、過多月経、月経前緊張症、子宮内膜症など月経に関する様々 なトラブルに対してOC(ピル)外来や漢方療法などを通して少しでも女性の苦痛や悩みを緩和し、お仕事、家事、育児などがスムーズに進み、快適な日常生活 が送れるよう、サポートさせていただきたいと考えております。
不妊症の分野では、世界で始めて体外受精における臨床的着床不全に子宮内の免疫過敏状態や慢性的炎症が最も関与してい ることを報告(英文報告)。新しい検査法を開発し、治療に繋げる。子宮筋腫や子宮内腔ポリープの子宮腔内環境異常を報告(英文報告)し、不妊原因を探る。その他、受精における卵細胞内の情報伝達の研究に携わり、数々の報告を行う(英文報告)。また、世界で始めて子宮鏡下選択的卵管造影法とその有用性を報告 (英文報告)。婦人科腫瘍の分野では、数々の癌症例治療の報告を行い、感染症の分野でも若年者の性行為感染症の統計報告に携わる。その他、産婦人科医療器具の新開発にも従事。【主な著書】 病態生理できった産婦人科学、数々の専門医向け不妊症関係書籍の共著など
私が慶應大学を卒業した1988年当時、産婦人科は「産科」と「婦人科」のふたつに分かれており、「生殖医療(不妊症、不育症)」の分野はありませんでした。慶應大学は生殖医療の分野を設けていた唯一の大学であり、受精卵の発生と生命誕生の神秘に興味を持っていた私は、迷わず同大学の産婦人科に入局しました。 1990年頃は10組に1組が不妊症と言われていましたが、不妊症が世間一般に認知されていたわけではなく、患者さまは肩身の狭い思いをして通院していました。その後、晩婚化と雇用形態の変化により、妊娠を目指す女性の年齢が急上昇し、妊娠しにくい方が増えています。現在、5.5組に1組が不妊症とされ、不妊症は特別なことではなくなっています。 2022年から体外受精や人工授精が保険適用になり、不妊治療を受ける方が多くなりました。費用負担の軽減に加えて、勤務先の企業の理解も徐々に高まってきていることも、患者さまの治療意欲を後押ししているように感じます。近年では、10人に1人以上が体外受精による妊娠ですので、すでに体外受精は特別な治療ではなくなっているのです。 私は、生殖医療をライフワークとして産婦人科医になりましたので、大学卒業後36年間一貫して、不妊症と不育症の診療や研究に携わってきました。 「夫婦で一緒に治療」「男性不妊に強い」「新しい治療をいち早く取り入れる」をコンセプトに、2013年にリプロダクションクリニック大阪を開院、2017年にリプロダクションクリニック東京を開院しました。患者さまからは「最後の砦」と言われることもあるようですが、「最初の一歩」もぜひ当院へお越しいただければ幸いです。 当院は、自費や高刺激のクリニックと思われている方もおられると思いますが、保険診療も低刺激も自然周期もやっております。何でもできるようにすることで、さまざまな患者さまに対応できるようにしたいと考えています。また、不妊治療にはスピードが重要です。初診の予約がすぐ取れ、スピード感のある治療ができる、それがリプロダクションクリニックです。
産婦人科専門医は、女性の生殖器や妊娠、出産、更年期などに関する医療を専門とする医師です。産婦人科専門医は、妊娠・分娩、生殖器の疾患、更年期障害、不妊症、子宮筋腫、卵巣腫瘍、乳がんなど、幅広い領域において、診断、治療、手術などの医療行為を行います。
妊娠・出産に関しては、母体・胎児の健康を確保するため、定期的な健診や出産時の管理などを行います。また、産婦人科専門医は、不妊症の治療や人工授精、体外受精などの不妊治療も行います。
更年期については、女性ホルモンの減少による症状を軽減するためのホルモン補充療法や、生活習慣の改善、運動療法などのアプローチを行います。
産婦人科専門医になるためには、医学部を卒業し、大学病院や産婦人科専門の病院などでの臨床研修を経て、日本産婦人科学会が実施する専門医試験に合格する必要があります。産婦人科専門医は、女性の健康を守るために専門的な知識と技術を身につけた医師であり、女性の健康に関する相談や治療を行います。
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