q波梗塞 キューハコウソク

初診に適した診療科目

q波梗塞はどんな病気?

心電図の異常をあらわす所見として、q波梗塞による所見が見られます。心電図は一定の周波によってグラフが刻まれるのが正常な心電図の状態であります。周波が乱れている場合は、周波の一種としてのq波梗塞による異常が考えられるのです。心電図に異常なq波梗塞に関する病気として、心筋に関する壊死を引き起こして、心筋梗塞を引き起こすのです。

主な症状

心筋梗塞の所見に利用される心電図において、心筋壊死の部分について反映する異常q波は、心室の心筋細胞の異常によって発生します。この時、心筋梗塞・q波梗塞が発症していることが多く、ほかにも高度の左室肥大やWPW症候群、拡張心筋症、心アミロイドーシスなどが発症している場合もあります。強い胸部痛、苦悶と、心臓の虚血状態によって、顔面蒼白、吐き気、めまいなどのほかに呼吸器・循環器系の全身症状が出現します。

主な原因

q波梗塞とは心筋梗塞になってしまった場合にでる心電図をとった場合の周波に異常が出ている状態のことで、原因は心臓の血管にこびりついたプラークがはがれて血管を詰まらせてしまうことによっておきているのです。そのため血中のコレステロールが高い人などはこの心筋梗塞になりやすいのでコレステロール値を適正な値まで下げる必要があります。

主な検査と診断

q波梗塞の検査方法は様々なものがあります。そのうち、必ず行われるのが心電図検査で、これによって異常なq波を発見します。また、梗塞を起こしている部位の判断も行います。さらに、白血球の増加や心筋マーカーの逸脱を調べるために、血液検査も行います。心臓の状態を見るため、胸部X線検査や冠動脈造影検査などの画像診断が行われる場合もあります。

主な治療方法

q波梗塞の治療法としては、血栓溶解療法とインターベーション治療が行われます。治療完了後は、数日間の安静、絶食、鎮痛薬の投与、安定薬の投与、酸素吸入が必要不可欠です。回復後は、動脈硬化を改善するため生活習慣をしっかり改善し、必要ならコレステロール低下剤を服用しながら、長期的な予後を図る必要も出てきます。生活習慣を改善すれば、未然に予防できる病気です。