睡眠障害はどんな病気?

睡眠障害とは、睡眠を行う場合に障害などがあって睡眠ができない状態のことです。このため、睡眠を十分に行うことができないために、体調が悪くなったり集中力が切れやすくなるなどの問題があります。このため、障害を起こさないように体のケアを行う必要があります。また、睡眠不足の場合には、自動車の運転などの集中力が必要な作業は避ける必要があります。

主な症状

睡眠障害では、適切な睡眠をとることができないため、昼間に強い疲労を感じたり、眠気を感じたりする。また、注意力や判断力の低下がみられ、学業成績や職場での作業効率が低下し、日常生活に支障をきたす症状がみられる。適切でない睡眠とは不眠のみならず過眠も含まれる。この障害の一種であるナルコレプシーは、昼間に突然耐えがたい睡魔に襲われ、入眠状態に陥ることもある。

主な原因

睡眠障害の原因には、照明の明るさや騒音、寒暖などの睡眠時の「環境要因」や、海外旅行での時差ボケや、仕事時間が不規則で昼夜逆転するなどの「生理的要因」、また、睡眠時無呼吸症候群などの「病的要因」などがあります。「病的要因」の中でも近年では精神疾患性のものが多く、うつ病や不安神経症などによるものや、日中のストレスが要因で睡眠を阻害することがあります。

主な検査と診断

睡眠障害とは、睡眠に何らかの障害をきたしている状態のことをいいます。不眠症、過眠症、睡眠時無呼吸症候群、レム睡眠行動障害など、さまざまな障害があります。検査方法は、まず睡眠状態や日常生活の環境を調査します。それから心理的要因、身体的要因、心理学的要因、精神医学的要因、薬理学的要因をつきとめるために問診を行っていきます。睡眠そのものに異常があると考えられる場合、ポリグラフ検査も行います。

主な治療方法

睡眠障害とは、レム睡眠とノンレム睡眠、つまり、浅い眠りと深い眠りを繰り返す通常の睡眠が何らかの原因によって困難になることを言います。その原因の大部分をしめるものがストレス性のものであり、そのためこの治療法の第一がストレスを軽減することです。薬により深い眠りへ誘導するものもありますが、それは人によっては一時的な解決にすぎないこともあります。

睡眠障害の初診に適した診療科目