骨腫瘍

初診に適した診療科目

骨腫瘍はどんな病気?

骨のがんと言われる骨腫瘍は、進行が早く骨の周りの肉にも転移するので発見が早くても治療が難しいのです。猛烈な痛みで発見されることが多いですが、発見された時にはすでに手遅れになっていることが多く、見つかった部分の骨だけでなく肉も大幅に切断する必要があります。手遅れになら内容にするには定期健診で徹底的にチェックするしかないのです。

主な症状

骨腫瘍は走ったり飛んだりしたあとに膝の関節が痛む、ボールを投げたときに肩の関節に痛みを感じるなど最初の症状はこうしたものです。安静にしていると痛みも治まるので運動による疲労や痛みと勘違いされがちです。ですが進行すると安静にしていても痛みは治まらなくなります。こうなると患部は赤く腫れ、触れると熱を感じます。また同時に関節の動きが悪くなり、足を引きずって歩くようになります。

主な原因

骨腫瘍には、良性と悪性の2種類ありまして、さらに悪性には、骨自体の異常から発症する原発性と、他部位の腫瘍からの転移が原因で発症する続発性と2種類あります。原発性の場合、骨の細胞分裂の際、遺伝子に何らかの異常が発生して、その異常な細胞が増殖することによって、このような腫瘍が発症するといわれています。これにおける遺伝性はありません。

主な検査と診断

骨腫瘍とは骨にできる異常細胞の増殖物です。その異常細胞が増えていくことにより様々な症状が現れます。骨などに痛みが見られる場合はすぐに検査を行わなければなりません。検査方法は問診、視診と触診を行い、次にX線検査やCT検査、MRI検査、血管造影、骨チングラフィなどの画像診断を行います。ほかに病巣の細胞の一部を採取して顕微鏡で調べたりもします。

主な治療方法

骨の中に入り込んだ腫瘍を取り除く手術を受けると、骨腫瘍を治すことが出来ます。骨を移植する手術を受けると腫瘍を治すことが可能です。手術で骨を摘出した場合は人工骨やプレートを入れることで、不自由なく暮らせるようになります。抗がん剤と放射線照射を組み合わせた治療法を受けると、骨にできた腫瘍を効果的に小さくすることが出来ます。