心臓腫瘍はどんな病気?
心臓腫瘍とは、文字通り心臓に腫瘍ができることを意味します。心臓という臓器は、24時間常に動いている臓器ですので、こういった場所には比較的腫瘍はできにくいものですが、ごくまれに腫瘍ができることがあります。数ある腫瘍の中では、比較的珍しいタイプの腫瘍であるといえます。一般的な外科手術は困難ですので、特使な治療が必要となります。
心臓腫瘍の主な症状は?
心臓腫瘍が血管内にある粘液腫の場合、発熱や関節痛、血沈の亢進といった症状が現れます。また、大きくなりその場を塞ぐかもしくは、剥がれて心臓血管を塞ぐ、弁膜の間に挟まるなどすると、失神し急死します。そのまま、流れていって脳に達して血管を塞ぎ、脳梗塞になることもあります。心筋にできる横紋筋腫は不整脈を引き起こすことがあります。
心臓腫瘍の主な原因は?
心臓腫瘍の原因は、明確になっていませんが心臓が何らかの影響で腫瘍ぞ自生してしまう場合と、多臓器な他器官のがん細胞が心臓に移転してしまった事が考えられています。先天性の障害によって引き起こされる可能性もあり、または悪質な生活環境を続けた場合などに起こる可能性が高くなります。おもに偏食による栄養不足や過多などでも引き起こされる場合があります。
心臓腫瘍の主な検査と診断方法は?
心臓腫瘍の検査方法は、超音波による心エコー検査にて腫瘍の存在部位や大きさを判断できます。次には、CTスキャンやMRIスキャン検査を行い、腫瘍の性質や周囲への影響を詳しく診断できます。ガリウムシンチグラフィーやPET検査にて腫瘍の鑑別診断を行うこともあります。より詳細に調べる必要がある場合は、冠動脈造影などを行うこともあります。
心臓腫瘍の主な治療方法は?
心臓腫瘍の治療法は、外科的手術による腫瘍の切除になります。心臓の中の操作となるため、人工心肺を取り付けて体の血液を循環させ、心臓を一時的に停止させます。その後、心臓内の血液がない状態としたうえで、心臓を切開し腫瘍を切除する作業を行います。ただし、心臓内における腫瘍の発生部位によっては切除不能な場合もあり、悪性腫瘍の場合は抗がん剤の投与による対処のみ行う場合もあります。
心臓腫瘍の初診に適した診療科目