頸部腫瘍はどんな病気?
頸部腫瘍とは、首のあたりに発生する腫瘍の総称です。首の筋肉にできることもあれば、首の骨つまり椎骨などに発生することもあります。腫瘍の中では、比較的珍しいものであると考えられます。良性のものと悪性のものがあり、悪性のものは、進行が早いものが見受けられます。治療としては、放射線治療や抗がん剤の治療など、一般的ながん治療に用いられるものが考えられます。
主な症状
頭頸部腫瘍とは顔面から首の部分にかけてできるがんのことです。この部分がん細胞ができてもしこり状のものがあるくらいで殆ど症状らしきものが無いのが特徴です。また顔面からのどにかけての部分は顔の表情や声を出す声帯などがある重要な部分であり簡単に外科的治療を洗濯することができないので抗がん剤療法と放射線治療を組み合わせた温存治療を取ります。
主な原因
頸部腫瘍の原因は、頭頸部のがんが転移してしまい発症するケースが多く、甲状腺やリンパ節のがんを疾患している患者に多く見られます。根本的には頸部にウイルスが侵入し、感染症となって発症する場合が非常に多いです。また、甲状腺の疾患については遺伝的に発生する可能性も非常に高いためこのことから延長線として発症する場合も多くあります。
主な検査と診断
頸部腫瘍の検査方法は、腫瘍の大きさや形を視診で行います。硬さや動きを触診します。視診で直接の観察ができない場合には鼻から細いカメラを挿入する内視鏡検査を行います。レントゲン検査で診断を行う場合もあります。CT検査を行い、他の検査ではわからないような深部での癌の広がりなどを正確に診断ができます。MRI検査、核医学検査、生検を行うこともあります。
主な治療方法
頸部腫瘍の治療法は、それが良性から悪性かによって異なります。真性の良性であれば、それ程大きくなければ放置しても問題はありません。しかし、美容を意識して摘出手術をすることがあります。転移性の悪性の場合は、原発部の治療とともに軟部組織ごと摘出する頸部郭清術を行います。また、悪性リンパ腫は、放射線療法や化学療法が適宜選ばれます。
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