逆白衣高血圧 ギャクハクイコウケツアツ

初診に適した診療科目

逆白衣高血圧はどんな病気?

逆白衣高血圧とは、医療機関で測る血圧は正常の域の数値であるのに対して、家庭の場において測る血圧は高い血圧の値に達している状態のことです。逆白衣高血圧の場合は、脳卒中などを引き起こす危険性が高いといえます。高血圧の場合の症状として、動機や息切れなどが生じているケースです。逆白衣高血圧の場合は、動悸や息切れが起きている場合が多いのです。

主な症状

逆白衣高血圧では白衣症候群と反対で、病院などの医療機関や会社での健康診断では血圧は正常値が出ますが、それ以外では血圧が高い値となります。検診で血圧が正常であるにもかかわらず、尿たんぱくが陽性、心肥大、不整脈、眼底検査での異常などの症状がみられることがあります。また、夜間から早朝時の血圧が高いのも特徴的な症状の1つです。

主な原因

逆白衣高血圧のおもな原因は精神的なものであると言われています。医療機関などで血圧を測定すると正常値を示すのに対して家庭などで測定すると高血圧を示すため、精神面での影響が大きいものであるといわれています。根本的な治療法もないためできるだけ正常な状態を保つために日々に食生活などを改善するとともに気持ちを楽にしておく必要があります。

主な検査と診断

逆白衣高血圧の基本的な検査方法は、行動下の血圧測定が用いられる事になります。この検査は自動の血圧計を身につけて、一定時間ごとに血圧を測るものです。この平均的な値を測定して、収縮期の血圧と拡張期の血圧の測定を行い、一定の基準以上ならば適切な対処をすることになります。この行動している間の血圧測定をみると、日常生活における血圧の変動が把握でき、この高血圧を見つけやすくなります。

主な治療方法

逆白衣高血圧の治療法は、栄養管理や運動などによる生活療法が行われます。まず、血圧を上げやすくする塩分や脂質を減らし、血圧を下げる効果のある食物繊維を多く摂るようにします。また、ウォーキングなどの軽い運動には血圧を下げる効果があるので、毎日続けるようにします。さらに、精神を安定させ過度のストレスを避けるのも、血圧が上がることを防ぎます。