高血圧症はどんな病気?

高血圧症とは、動脈の血管に異常に高い圧力がかかる状態で、治療をしないとさまざまな合併症を引き起こします。

高血圧の場合、血圧を把握することにより、薬を調整することもありますので、朝晩血圧計にて測定して、血圧手帳や血圧記録のスマホアプリに記録します。

主な症状

高血圧症というのは、別名サイレントキラーともいわれていますので、その自覚症状がほとんどないというのが特徴でもあります。

ここでほとんどといったのは、それが比較的重症であれば、まれにではありますが、自覚的に感じる現象がある場合もあります。
たとえばそれはどういうことかというと、発汗や、のぼせ、軽い動悸などが指摘されているところです。

主な原因

高血圧症の原因には、遺伝的なものと外的環境によるものとがあります。

外的環境とは日頃の生活習慣や食生活のことです。塩分の取りすぎ、喫煙、飲酒、肥満、運動不足、ストレスといったものが挙げられ、これらを要因として、病気が引き起こされてしまうのです。

また、腎臓疾患やホルモンの分泌異常によるものといった病気から起こるものもあります。

主な検査と診断

高血圧症かどうかを調べるには、まずスクリーニングと呼ばれる検査方法が行われます。

その内容は、問診に始まり、血圧測定、肥満の有無を調べます。次に、尿検査や眼底検査、心電図検査などで合併症の検査を行います。合併症がなければ、食事や運動などの生活習慣の改善について、専門家より指導が行われます。
何らかの合併症が見つかった場合は、さらに細かい検査が行われます。

主な治療方法

高血圧症の治療法には自らの生活習慣を正すこと、次に血圧を下げるための薬を飲んで血圧の管理を続けるという2つのポイントがあります。
生活習慣を正しても十分に効果が出ることは少ないのでほとんどの方が薬による治療が必要になります。
血圧の安定させるために降圧剤という薬を服用するのですが、これは医師の指示通りに決まった時間に飲むことが大切です。

高血圧症の初診に適した診療科目