白衣高血圧 ハクイコウケツアツ

初診に適した診療科目

白衣高血圧はどんな病気?

病院の診察時や健康診断の時などに、平常時の血圧よりも高くなる人がいます。白衣を着た医師や看護師に測定されるときに高くなることからこれは「白衣高血圧」と呼ばれています。原因としては、診察時の緊張が考えられ、多くの場合は落ち着いてから測り直すと血圧が下がります。高血圧の診断をする場合、家庭での血圧の測定も合わせて診断することが重要となるでしょう。

主な症状

白衣高血圧とは、家で血圧を測定したときは特に何もおかしいところはないにもかかわらず、病院で検査したときは血圧が高くなるなど血圧が状況で変化する症状です。しかし、普段は正常であるため病気を自覚することはありません。緊張して血圧が上がるため、動機や頭痛を感じることがあります。心配、こだわりが強い人がこの病気になりやすいと考えられています。

主な原因

家庭では全く問題ない血圧の高さの人が、医療機関においては高血圧になってしまう、白衣高血圧ですが、原因はどういったところからきているのでしょうか。診察時の緊張感から高くなってしまう場合と、病院自体の建物に入った途端に、高い数字が出てしまう場合もあるのです。それだけで不快になったり、動悸がしてきたり、ストレスを感じたり、顔色まで変わって、蒼くなってしまう人も入るのです。

主な検査と診断

白衣高血圧症は、病院で医師や看護師に血圧を測定してもらうときだけ緊張により血圧が上がることを証明することが最良の検査方法となります。自宅ではかった結果と病院での検査結果が大きく異なる場合は、医師に相談しましょう。現在は、1日中連続して血圧を測定できる、携帯型自動血圧計があり、この血圧計により得られたデータは診断の大きな助けとなります。

主な治療方法

白衣高血圧の治療法は、抗不安薬や自立訓練法により行っていきます。血圧の上昇や動悸が激しい場合においては、抗不安薬やベータ遮断薬を服用することによって、薬剤による予防的効果が期待できます。また、こうした精神に作用する薬剤などの他にも、自律訓練法などによってリラックスする方法を身につけることが、病状の改善に十分に役立ちます。