一過性便秘 イッカセイベンピ

初診に適した診療科目

一過性便秘はどんな病気?

一過性便秘とは、環境の変化や精神的・肉体的ストレスなどにより一時的に便秘状態になることを言います。旅先の食習慣の変化や食事量の変化などにより引き起こされ、病気というほどではありません。通常の生活習慣に戻ると自然に治癒します。一過性便秘になったら、原因を見つけることが症状改善の近道です。生活習慣を見直しやストレスの除去、食物繊維や水分を多めに摂るなどの心掛けも必要です。

主な症状

一過性便秘になると正常な腸のぜん動運動が起こらず2~3日以上便が滞ったり、ガスがたまることによってお腹がパンパンに張ったりします。時には便が溜まりすぎて腸が大きくなり、胃を圧迫してしまいます。それが原因で胃痛、吐き気、吹き出物などの症状がみられることもあるのです。たかが便秘と甘く見ていると深刻な体調不良を起こしかねません。

主な原因

一過性便秘の主な原因は食習慣ですが、ストレスの影響が大きいという説もあります。暴飲暴食、無理なダイエット、食事量の減少は確実に一過性便秘の原因としてあげることができます。他にも、生活環境の変化、夜勤などによる生活習慣の問題、ことに排便時間が一定にならないと一過性便秘になる可能性があがり、これも大きな原因になっているといえます。

主な検査と診断

一過性便秘かどうかを調べるには、いくつか方法があります。検査方法としては、通常の排便の様子や状態などの医師との問診を行い、その後、大腸の検査が行われます。急性の便秘の場合は一過性便秘であることが多いですが、中には病気が発生している場合があるので、エックス線検査や、大腸内視鏡検査が行われ、ポリープやガン、炎症性大腸疾患を調べます。

主な治療方法

一過性便秘は環境的な要因で一過性として便秘が起こるので、環境に慣れてくれば直る可能性は高いです。治療法として、日頃の生活を見直して、食物繊維が多く含まれる食生活を中心にして生活を組み立てることが大事です。食事療法で治らなければ、下剤を適量に飲んだり、浣腸によって治していく事が一般的です。お腹が痛む場合は病院で診察を受ける事です。