実質性舌炎 ジッシツセイゼツエン

初診に適した診療科目

実質性舌炎はどんな病気?

実質性舌炎とは、舌炎の種類の1つです。舌に炎症が起こることを舌炎といいますが、舌だけではなく口腔粘膜に炎症が出る場合もあります。
そして、舌の内部に実質的な炎症が起きると、この実質性舌炎となります。
これは、舌を噛んでしまったりして、外傷や感染症を合併して起こる事が原因です。
治療方法としては、軟膏を患部に直接塗るという治療が一般的です。

主な症状

実質性舌炎は、舌の内部の実質に強い炎症をおこすもので、症状として、口内炎をおこすことが多いです。
他にも内部が炎症をおこしているために、部分的に腫れや痛みを生じたり、広範囲の粘膜の色が変化してしまうこともあります。
このような症状がでると、舌を動かすのが辛くなるため、話づらかったり、痛みや腫れのために食事が困難になってしまいます。

主な原因

実質性舌炎になるおもな原因は、外傷ややけどなどが多いと言われています。その傷ついた舌の部分に細菌が感染し、炎症を起こし痛みや発疹などをを引き起こします。
また、そのほかにも体の疾患の合併症として起こることもあります。
ウイルス感染や鉄分の欠乏による貧血、自律神経失調症などが要因となって、舌に炎症を引き起こすこともあるのです。

主な検査と診断

実質性舌炎の検査方法は、視診によるものが一般的です。基本的な問診後、風邪などの検査とおなじく、患者の口腔内をライトを用いて詳細に視診し、舌の炎症もしくは発疹の有無を確認します。
細菌性が疑われた場合は、病変部の一部を採取し、病理生理学的検査を行います。
外傷や感染症の合併症として起こる実質性舌炎を鑑別するために、全身所見を行う場合もあります。

主な治療方法

舌炎は舌に炎症ができている症状全般を指すので症状もいくつかあります。
外傷性の舌炎のような場合は、舌膜に何かで傷をつけたり、やけどをしたものなのでうがいや副腎皮質ホルモンなどの軟膏を塗って治療するのですが、実質性舌炎は、外傷や感染症によって舌の内部が高度炎症を起こしているので局所治療と抗生物質でおこなう治療法があります。