アフタ性舌炎 アフタセイゼツエン

初診に適した診療科目

アフタ性舌炎はどんな病気?

アフタ性舌炎とは舌に炎症を起こした口内炎のことで、小さな白い潰瘍、びらんを生じたものです。
ビタミン不足や、体調不良の時にできやすく、風邪をひいていたり、胃腸が弱っているときや、疲労が蓄積している場合に多く現れます。
口内を清潔にすることが大切ですが、歯ブラシなどで潰瘍を傷つけてしまうと悪化することがあります。また、ビタミンB群を含む食事を心がけることと、休養することで改善されます。

主な症状

アフタ性舌炎はアフタ性口内炎が舌にできたものです。舌の表面だけでなく、側面や根元部分、裏側にも発症します。
直径5ミリ程度の灰白色斑をつくり痛みを伴い、悪化するとにじみ出るように出血します。口の中が清潔でない場合は発症時に口臭を伴うこともあります。
潰瘍性舌癌の初期症状に似ており、アフタ性口内炎はきれいな円形で周囲に赤みがありますが、舌癌の場合は周囲がギザギザで硬く、痛みも軽いと言われています。

主な原因

アフタ性舌炎が出来る原因は、色々な要因が絡み合っているといえます。精神的なストレスを抱えていたり、怪我や病気で身体の抵抗力が弱っている所に、ビタミンBや鉄分などの栄養不足が重なるのが、アフタ性舌炎を起こす主な原因です。
また、食物などへのアレルギー反応として、この病変が起こっている場合もあります。
胃が荒れていたりといった、消化器官の不調も原因となります。

主な検査と診断

アフタ性舌炎の検査方法は、視診での診断となります。外傷性の炎症を確認したり、舌粘膜の赤み、潰瘍などを視診します。そして、舌粘膜の部位に細菌感染があり、アフタ潰瘍が舌に確認できる場合にはアフタ性舌炎と判断されます。
場合によっては、血液検査でウイルスの測定を行います。

主な治療方法

アフタ性舌炎の治療法は、基本的には口腔外科に行って薬物の塗布による治療を行います。
口の中が清潔でないと、アフタ性舌炎の炎症が強くなる可能性が高いので、徹底的な歯磨きと口内の清潔を丹念に行う治療を行います。
外用薬として、舌の周囲の最近を殺菌するために、病院が処方するうがい薬と殺菌する抗生物質による内服で治療を継続していきます。