視野狭窄 シヤキョウサク

初診に適した診療科目

視野狭窄はどんな病気?

視野狭窄とは簡単に言えば視野が欠ける病気です。視覚障害の1つです。視野が欠けると言われてもピンとくる人は少ないかも知れません。実際に視野が欠けた人でも自覚するまでにはなかなか時間がかかり、気づいた時にはかなりの視野を失っていたりします。視覚障害のため、認定されれば障害者手帳を発行してもらえますが少し視野が欠けただけでは認定されるのは難しいです。

主な症状

視野狭窄とは、その名のとおり視野が少しずつ狭くなっていく病気です。この症状は2種類に分類できて、全体的に縁から狭くなっていくのを求心狭窄、ランダムにいろいろな部分が見えなくなっていくのを不規則狭窄と言います。狭くなった視野は自然に戻ることはありません。緑内障などにかかると引き起こりやすいので、その場合は注意が必要です。

主な原因

夜盲症や視力障害が伴うこともある視野狭窄はどのようなことが原因で起こるのでしょうか。まず緑内障や網膜色素変性症などの眼の病気が引き金となって起きてしまう場合があります。加えてヒステリーなどの精神的な異変が要因となって起こる場合があります。また、網膜が剥離したり、網膜から出血した場合には不規則狭窄を引き起こすことがあります。

主な検査と診断

視野狭窄の検査方法は、視野計といわれる機械に顔を固定し中心のマークをみて光をみるという検査を行います。検査により、疑われる病気の検査をさらに行い治療します。緑内障や網膜はく離など目の病気の際は眼科で、脳梗塞や脳腫瘍など脳の病気の場合は頭部のCT検査や頭部MRIを行う必要があります。目の症状なので最初は眼科で診察される人が多いですが、脳の病気も疑われる場合もあるので総合病院での検査をおすすめします。

主な治療方法

眼科で目の手術を受けることで、網膜神経を正常にして視野狭窄を治療することが出来ます。進行具合が初期の場合は、目薬を使った治療法で視力の低下を予防することが出来ます。脳腫瘍による視力低下の場合は、脳に出来た腫瘍を取り除く手術を受けると視力を元通りにすることが可能です。抗生物質を使うと、めまいや吐き気の症状を和らげる事が出来ます。