羞明 シュウメイ

初診に適した診療科目

羞明はどんな病気?

羞明というのは、まぶしい状態の事を言います。まぶしさによって目をあけられない状態の事を言いますので、後天的にこのように感じるときは病気とは少し違います。もちろん、視神経やそれに伴う神経の欠損によって、太陽光や蛍光灯の光に対して異常なまぶしさを伴うこともあります。しかし、こうしたまぶしさというものは先天性のものであって後天的に発症する病気とは違うということを知っておかなくてはいけません。

主な症状

羞明の疾患による主な症状は、一般の人なら眩しがらない程度の光にさえも痛み等の目に不快感を催し、それにより目を開けられないといいったものがある。また、ひどい時には涙も出る。これらは、強い光の場合健常者であっても感じることがある。なので、これらが当てはまったからといってすぐに眼科に行かなければならない、といったものではない。

主な原因

羞明(しゅうめい)の原因はたくさんあります。まず1つが角膜上皮障害です。これは、結膜炎やドライアイ、コンタクトレンズのトラブルから起こってしまいます。2つ目に、角膜感染症です。化膿菌や角膜ヘルペス、真菌などによって引き起こります。3つ目に、白内障や角膜混濁によって光のコントラストが悪くなることです。この他にも眼圧の上昇や症状の要因が分からない場合もありますから、注意が必要です。

主な検査と診断

羞明の検査方法は、まずは視診によるものがメインで、患者の眼球に光を当ててみて、そこで痛みが生じているかどうかを検査してみます。それから、視力検査や眼圧検査をやってみて、視力の低下や眼圧の異常が起きていないかをチェックするのです。加えて、眼球の角膜部分を顕微鏡で観察してみて、そこに傷がついていないか、または水晶体の濁りが確認できないか、瞳孔が適切に動いているか、を検査します。

主な治療方法

羞明の治療法は、まずは軽度の場合には、ヒアレインといった点眼薬を利用することになります。重症化する場合がありますから、軽度の状態でとめるために、保湿点眼薬を利用して悪化を防ぐのです。それから対症療法としての濃厚硬化薬を投与し、経過を観察します。良好になりそうであれば、そこでツボマッサージなどもやってみて、長期的な良化を試みてみるのです。