歯槽膿漏 シソウノウロウ

初診に適した診療科目

歯槽膿漏はどんな病気?

歯槽膿漏とは別名を歯周病とも呼び、歯の習慣病とも言われています。若い頃は歯の病気の自覚症状が全く無くても、実は着実にゆっくりと歯肉が衰えていっており最終的には歯がぐらつき抜けてしまいます。抜けてしまう原因は口の中の細菌が住み着いてしまう事で、細菌を除去すれば症状を緩和する事が出来ます。毎食後に歯だけではなく歯茎も磨くと効果的に除去可能です。

主な症状

歯槽膿漏の症状には段階があります。初期の段階では歯磨きの際にときおり歯茎が出血することがありますが、歯を固定している骨へのダメージはほとんどありません。中期の段階になると歯茎が腫れるのと治るのを繰り返すようになります。また、歯茎から膿を出すようになり、同時に臭いを発するようになります。最終的な段階に進んでしまうと歯磨きのたびに歯茎から出血をし、歯を噛み合わせたときにぐらつくようになります。

主な原因

歯槽膿漏の最大の原因は、プラークと呼ばれている歯垢にあります。これは、歯についている汚れの事ですが、たたの汚れではなく、細菌がついて繁殖したものです。約24時間、口の中でプラークを放置しておくと細菌が繁殖し始めます。また、風邪をひいたり、体が疲れていたり、高齢になったりなどの体の免疫力低下も、進行に大きな影響があります。

主な検査と診断

歯槽膿漏の検査方法にはどのようなものがあるのでしょうか。問診、レントゲン写真撮影、ポケット測定、PCR、噛み合わせの検査があります。問診では、医師が患者に治療のための必要な情報を聞き出します。レントゲン写真撮影では、歯の中などを検査します。ポケット測定では、歯の周りの溝の深さを検査します。PCRでは、染色剤を用いた検査をします。噛み合わせの検査では、歯への圧力による病気の進行状況を検査します。

主な治療方法

歯槽膿漏の治療法とは、基本的にはある程度のレベルまでは存在していますが、しかしそれ以上となると難しくなっています。まずは歯垢や歯石などを綺麗に取り除き、その後に口腔内における細菌の殺菌作業を行うということになります。しかし、これらの殺菌をやったとしても、完全に進行してしまうと骨が溶けてしまうので、そうなってしまうと入ればにするしかないという状況になってしまいます。