知覚過敏症

初診に適した診療科目

知覚過敏症はどんな病気?

知覚過敏症とは、冷たいものや暖かいものを口に入れたときに、歯に痛みを感じる症状のことです。主に痛覚などの知覚神経を刺激することによって生じます。原因は様々なことが考えられますが、歯が摩耗したり擦り減ったりしているときに発生しやすいと考えられています。そのような意味においては、子供よりも成人以上に多くみられる現象であると考えられます。

主な症状

知覚過敏症の症状は虫歯ではないのに歯がシミる、痛むというもので、個人差はありますが、よく言われるのは冷たい物を口に入れた時に「キーン」とした刺激を感じる、ひどい場合は、水や空気が冷えているだけで刺激を感じます。その他、食事中に物を噛んだ瞬間ピリッとした痛みを感じる、睡眠中の歯の食いしばり、歯軋りにより朝起きると痛む、歯磨きの際に歯ブラシが当たって痛むなどがあります。

主な原因

知覚過敏症の原因は、何らかの影響(歯磨きの間違った方法や歯磨き粉の種類、歯の噛み合わせ、酸、歯周病、ホワイトニング、加齢、虫歯など)によって歯のエナメル質が傷ついて削れ、象牙質が露出してしまうことにあります。その象牙質に冷たい・温かい飲食物などの刺激が加わって象牙細管から歯髄神経、そして脳へと伝わりズキンと痛みを感じます。

主な検査と診断

知覚過敏症については、普段の生活の中で冷たいものを食べたりした時などにふとそうではないかと感じる方も少なくありません。検査方法としては、虫歯とは違いますが、症状がまだ軽いうちに早めに歯医者に行き、医師の方に知覚過敏をおこす箇所を診てもらうことが大切になります。そうしてエナメル質やセメント質などに傷がついていないか検査をしてもらい、治療にはいります。

主な治療方法

症状が軽い知覚過敏症なら、再石炭化により自然に治すことが出来ます。症状が進んでいる時は、歯根をコーティングする治療を受けると歯が染みる症状が起きなくなります。重度の場合は露出した歯根を補修するためのセメントを使用して、傷を埋める必要があります。セメントを使う治療法を受けると、歯の神経が刺激を受けなくなるので痛みがなくなります。