血管拡張性環状紫斑 ケッカンカクチョウセイカンジョウシハン

初診に適した診療科目

血管拡張性環状紫斑はどんな病気?

血管拡張性環状紫斑とは、主に下肢の両側に紫色の点状班が環状に配列していき、次第に褐色調の色素沈着に変わっていく皮膚疾患のことです。原因は今のとこを不明でありますが、主に環状の紫班が主体で、かゆみなどの自覚症状がなく血液学的に異常は無い為、内臓疾患や他の全身症状を伴うこともありませんので、予後の心配も無く治療の必要が無いです。

主な症状

血管拡張性環状紫斑は、初めは下腿を中心に点状の紫斑があらわれ始め、これが進行することによって点が拡大して大小さまざまな大きさの色素斑があらわれます。点状の症状が拡大していくのと同時に、下半身に広がっていきますが、全身症状があらわれることはなく、また、その紫斑の色から痛みやかゆみが出るようにみえますが、ほとんどの方にその症状はみられません。

主な原因

血管拡張性環状紫斑の原因は、はっきり分かっておらず、高血圧や静脈瘤や、血管壁弱くなっていたり毛細血管自体が弱くなっていると発症しやすいと言われています。基本的には、治療は病気を根本からなくす治療は行うことはなく、栄養補給などによって治療を進めていきます。急速に治すことも不可能なので、ゆっくりと根気強く治す気力が必要です。

主な検査と診断

血管拡張性環状紫斑の検査方法は皮膚科で診察してもらいます。下腿に皮膚炎を生じ紫斑による色素が出来るため跡が残ることがあり色素の状況に応じて判断していきます。血管拡張性環状紫斑は紫色に変色していくために目視で検査してわかりますし点状になって赤くなることがあるので虫さされのようにも見えるためすぐに血管拡張性環状紫斑とわかります。

主な治療方法

血管拡張性環状紫斑の基本となる治療法は、薬物療法になります。その為、この疾患の症状を改善させるために、血管を強化する効果のある薬剤や、止血効果のある薬剤などが使われ、ステロイド薬の外用で症状を緩和させる治療も行われています。又、対処療法としては、静脈瘤を発症しているケースでは、弾力性のある包帯などを活用して患部をサポートする方法も治療法として採用されています。