外耳道外骨腫

初診に適した診療科目

外耳道外骨腫はどんな病気?

外耳道外骨腫とは慢性的な冷水刺激により外耳道の骨増殖が発生し、外耳道に狭窄が生じる病気です。特にサーファーに多い病気のためサーファーズイアという名前がついています。初期症状は自覚症状がなく、狭窄が進行すると耳垢がたまったり耳垂れが起こります。外耳道が閉鎖してしまうと難聴の症状が出ます。治療法としては手術による増殖骨の除去が挙げられます。

主な症状

外耳道外骨腫は外耳道に長期間冷水刺激が加わることにより、骨部外耳道の骨増殖性隆起が起きる症状です。軽度の場合には自覚症状はほとんどありませんが、ひどくなってくると耳垢がたまったり、耳垂れが出たりします。外耳道が完全に封鎖してしまうと、難聴になることもあります。鼓膜が全く見えないので中耳炎の処置ができず、急性乳様突起炎になった例もあります。

主な原因

外耳道外骨腫の原因は、外耳道に長期間に渡って加えられた冷水刺激によって発症します。またサウナ愛好者にも発症が認められる事から外耳道に加えられた寒暖差も原因として考えられます。外耳道に冷水の進入が繰り返し行われたり、冷風による刺激が繰り返されると耳の骨部外耳道の骨が炎症を起こし増殖隆起するために外耳道が狭窄し発症します。

主な検査と診断

外耳道外骨腫は、外耳道に骨が異常に増殖する病気です。長期間冷水に接する事が原因である為、サーファーズイアとも呼ばれます。検査方法は生体組織を観察します。初期には自覚症状はほとんどありませんが、進行すると耳鳴りがしたり難聴になり、最終的に狭窄によって完全に外耳道が閉じると耳が聞こえなくなります。治療は手術で、増殖した部分を除去します。

主な治療方法

外耳道外骨腫の治療法は、外耳道の狭窄が軽く、症状がなければ手術は行わず、点耳薬で治療します。潜水やマリンスポーツをやめても、形成された外耳道外骨腫は元には戻りません。外耳道炎や難聴などの症状が酷い場合は、全身麻酔の下、手術になります。手術は、耳の裏側から切開する場合と耳の穴から肥大した部分を直接削る場合があります。症状が酷い場合には、切開手術が一般的な方法です。