脊髄血管障害セキズイケッカンショウガイ

脊髄血管障害はどんな病気?
脊髄血管障害とは、脊髄へ血液を供給する血管の動脈硬化や、血管の形態異常のために梗塞や出血がおこり脊髄を障害する病気で、前脊髄動脈症候群と脊髄動脈奇形がその主なものです。脳に比べると脊髄血管障害の方がはるかに頻度は少ないものの、診断が難しくいったん発症すれば重篤な機能障害を残す事が多い疾患郡と言えます。ですが、現在ではMRIの発達により以前より診断が容易になりました。


脊髄血管障害の症状
脊髄血管障害の症状は、梗塞の程度に従う痛み、両下肢の麻痺、対麻痺、または四肢麻痺が起きます。障害部位によっては、触覚や位置覚、振動覚はあるが温感と痛覚がない解離性知覚障害や膀胱直腸障害が起きます。またブラウンセガール症候群に見られる片側下肢の運動神経麻痺と反対側下肢の温度覚、痛覚、触覚の麻痺が組み合わさって起きることがあります。

脊髄血管障害の原因
脊髄血管障害は脊髄に直接栄養を与えている血管の動脈硬化や血管のつまり(脊髄梗塞)、あるいは脊髄出血が原因で引き起こされる病気です。解離性大動脈瘤による動脈閉塞、動脈硬化によるコレステロール結晶塞栓などは血流を阻害します。出血の原因は血管奇形が伴うものもあれば、原因不明のものもあります。脊髄梗塞は脳梗塞に比べて起こりにくいとされ、実際には出血や血腫などが考えられます。

脊髄血管障害の検査と診断
脊髄血管障害の検査方法の基本は、脊髄のMRI検査になります。このMRIを用いた検査では、脊髄の梗塞、出血の程度、血腫などの状態を確認できるのです。又、脊髄血管障害ではCT検査も行われる事が一般的で、脊髄に関係する他の病気と区別するために、この画像解析が用いられています。更に、血管に奇形があるケースでは、専門的な脊髄の血管撮影も行われることが基本です。

脊髄血管障害の治療方法
脊髄血管障害の治療法には血管内治療と手術治療があります。血管内治療では、血管撮影と同じく細いカテーテルを太ももの付け根付近から挿入して異常を起こしている血管の血流を正常にします。これにより脊髄のうっ血が改善します。手術治療では、全身麻酔の上で背中の皮膚を切開して異常な血管を遮断して脊髄内の血液の流れを正常な状態に戻します。

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