アストロウイルス

初診に適した診療科目

アストロウイルスはどんな病気?

アストロウイルスは、感染性胃腸炎を起こす原因ウイルスで世界各国に分布しています。ロタウイルス、ノロウイルスに次いで高頻度にみられ、小児が感染の中心と考えられています。潜伏期間は1日から4日で、患者の糞便や嘔吐物から、手を介して感染を広げ、ノロウイルスと同様に、下痢、嘔吐などの症状があります。予防には、トイレ後や食事前に石鹸を使って手を洗います。消毒は塩素系消毒剤が有効です。

主な症状

アストロウイルスにかかると突然嘔気を感じ、嘔吐したり下痢をしたりします。それが数日間ほど続いた後に終わります。そのほかには発熱をしたり、身体のけいれんや脳症、まれに呼吸器の異常などの症状があらわれることもありますが、ノロウイルスやロタウイルスに比べるとはるかに軽い病態であるので、あまり名前は知られていないことが多くなります。

主な原因

アストロウイルスにかかる原因としては、食品を媒体とした感染や水を媒体とした感染、人から人への感染などがあり、それらを感染経路としてウイルスの粒子が体内に入り込み、感染します。ウイルスの一番の感染経路としては、糞口感染経路が挙げられます。これはウイルス感染した患者の排泄物に、大量のウイルス粒子が紛れていることにより、そのそばに寄った他人に移ってしまうことを言います。

主な検査と診断

アストロウイルスとは、人に下痢症状等を引き起こさせるウイルスです。感染性胃腸炎を引き起こすウイルスのの一種です。ノロウイルスに比べると比較的症状は軽いと言われています。患者は乳幼児に多いです。検査方法としては病院で検査をします。感染経路は、糞口感染で、患者の嘔吐物等から手を経由して感染します。ウイルス検査や問診によって検査します。

主な治療方法

アストロウイルスの治療法は、脱水症状を避けるために、水分補給を心掛けることです。ウイルスへの特効薬は、ありません。改善しない場合は、病院で受診する方がよいでしょう。塩素系消毒液によって衣服なども洗浄し、手を介してウイルスを体内に取り込まないように注意が必要となります。トイレの前や食事のときは、石けんで手を洗うようにします。