過粘稠度症候群 カネンチュウドショウコウグン

初診に適した診療科目

過粘稠度症候群はどんな病気?

過粘稠度症候群とは、赤血球量の異常な増加によって血管の中の血液凝集や血栓症を伴う過粘稠が起こる病気です。この病気になると、心不全、血栓症、頻呼吸、呼吸窮迫、チアノーゼ、武津、無呼吸、嗜眠、過敏性、緊張低下、震戦、痙攣発作、、授乳困難などの中枢神経系機能障害の症状がでます。腎静脈に血栓ができると尿細管損傷や蛋白尿を引き起こすこともあります。

主な症状

過粘稠度症候群の典型的な症状としては、心不全や脳の血管や腎臓の血管への血栓症があります。又、この病気では頻呼吸の状態やチアノーゼが見られ、振戦、痙攣発作などの神経系への機能の障害があらわれるという特徴があります。そして、この病気の典型的な特徴としては、腎静脈の血栓があり、頻繁に蛋白尿を引き起こす原因となるために注意が必要になるのです。

主な原因

過粘稠度症候群は、血液の粘度が高まることが原因で引き起こされます。血液の粘度が高くなるのは、血液中のマクログロブリンが増えるために起こります。また、血液細胞数の増加や、毛細血管通過時の赤血球変形能の低下によって発症する場合もあります。症候群を発症したうちの85%から95%が原発性マクログロブリン血症が発症要因となっていると言われています。

主な検査と診断

過粘稠度症候群の主な検査方法としては、血液検査を行います。血液検査では血清のタンパクの電気泳動や、免疫の細胞の測定などが行なわれます。又、血液検査では赤血球、白血球、血小板の数値を調べたり、血清の粘稠度や血液の粘度を確認します。そして、この疾患の尿検査では抗体の断片を確認したり、骨髄生検ではリンパ球や特定の細胞の増減を確認して診断を確定するのに用いています。

主な治療方法

過粘稠度症候群の治療法は化学療法薬投与、血漿交換療法により行います。化学療法薬投与での効果が不十分な場合は、血漿交換療法を中心とした治療に切り替えます。血漿交換療法は二重濾過による血漿交換が行われ、血漿を膜型血漿分離器、及び血漿成分分離器のフィルターで分離し、濾過された中小分子と血球成分を体内に環流させる療法となります。