白痢 ハクリ

初診に適した診療科目

白痢はどんな病気?

乳児がノロウイルスやロタウイルスといったのウイルス感染すると、胆のうから分泌される胆汁の黄色身を帯びた色素が便に付着するのが阻害されることがあります。このようなことが起こるため、乳児がこのようなウイルスに感染すると、白色もしくは淡い黄色い便をすることがあります。これが白痢です。サルモネラ菌でもこのような白い便をします。

主な症状

白痢にかかると、まず頻繁に嘔吐をし、微熱が出てきます。そして白濁した下痢を何回もして、水分を多く体外に出すことになります。そのことが原因となって、脱水症状に陥る可能性もあるので注意が必要です。嘔吐や微熱は約一日ほどで終了し、白濁した下痢は数日で黄色がかった色のものへと変化します。その後また数日ほど経つと、通常の便に回復します。

主な原因

白痢の原因となるものはロタウイルスというウイルスです。冬に多く、潜伏期間は48時間未満と短いウイルスで、便から手、手から口へと感染しやすいのが特徴です。予防、感染を食い止めるためには手洗いが重要になってきます。ロタウイルスは乳幼児だけでなく、親である大人にも感染する事があるので、手洗いはこまめに丁寧に行うことが求められます。

主な検査と診断

白痢の検査方法とは、まず患者にどのような症状が起きているのかを詳しく問診で聞き出します。その下痢はいつ現れたのか、症状が現れる前に何を食べた、飲んだのか、等です。そこで便の状態も問診し、それが白い米のとぎ汁のような便であれば何らかの感染を疑います。直ぐに患者から便を採取して顕微鏡で調べます。そして血液血液検査も行い原因を突き止めます。

主な治療方法

点滴を受ける治療法で白痢による脱水症状を予防することが出来ます。嘔吐の症状がある時は、安静にして胃腸を休ませる必要があります。薄めたミルクを飲むことで、胃腸に負担を与えることなく栄養補給を行なう事が可能です。消化が良い食べ物を食べることで、効率よく栄養を補給して下痢を早く治す事が出来ます。高熱が出ている時は、解熱剤が効きます。