心気障害 シンキショウガイ

初診に適した診療科目

心気障害はどんな病気?

心気障害とは、ちょっとした体の不調で重病になっていると思いこむ精神疾患のひとつです。その症状で医療機関で検査してみても特に異常はないのに、それでも医師を信用できずに、いくつかの医療機関を受診し続けたり、その思いこみで日常生活を過ごすことが困難になったりします。治療は、心療内科や精神科でカウンセリングを受けたり、うつ病や不安障害を併発している場合は抗うつ剤などの薬物が処方されることもあります。

主な症状

心気障害とは以下のような複雑な症状が見られる現代病です。きちんと定期的な検査を行っているにもかかわらず、身体的な不安を抱えて自分はもしかしたら病気ではないかという思いにとらわれてしまい、そのような考えに固執してしまうといった状況が見られます。また軽い下痢やめまい、腹痛や耳鳴りあるいは肩こり手の震え便秘といった状況も見られる場合があります。

主な原因

心気障害の原因は、主に精神的な面での不安定が深く関与しており自律神経の乱れから発症する場合が多いです。または、遺伝的や先天的な精神障害から発展する可能性も極めて高く、これに加えてまわりの家庭環境や社会的要因が絡まり合って発症する場合もあります。突発的の場合は、人の死などの予期せぬ出来事やショックなどによって発症する可能性があります。

主な検査と診断

心気障害の主な検査方法は、質問表形式で行われたり、問診が主流となっています。日常生活において診断身体障害の症状が頻繁に現れるようになって、日常の仕事や生活や家事、さらには学校などの 社会的な活動全般にも支障や大きな影響がある場合は病気と診断されることがあります。また、症状によっては血液を検査する方法も採用されており、精密な診断を実施することが可能となっています。

主な治療方法

心気障害の治療法は、心身を静養させることです。特に、母親の協力を得て心配ごとを聞いてあげたり、母親に甘えることができる状況を作り、元気を取り戻すのを待ちます。抗不安剤や抗うつ剤を使用することもあります。病気を否定されると、自分を否定されたと思い増々体の不調が募るので、周囲が親身になって接してあげることが回復への道です。