毒素原性大腸菌ドクソゲンセイダイチョウキン

毒素原性大腸菌はどんな病気?
毒素原性大腸菌とは、生食肉や加熱不十分な食肉など、牛肉や豚肉をはじめとする食肉を使用した料理に存在します。また、すでに大腸菌に汚染された井戸水や生野菜などを原因とします。毒素には、60度で30分の加熱でなくなる種類と、100度で15分加熱をしてもなくならない種類があり、主な症状として腹痛、水溶性の下痢が挙げられます。生野菜はしっかり洗浄をする、手洗いの徹底、食肉の生食を避けるなどをすると良いです。

毒素原性大腸菌の症状
毒素原性大腸菌は、人の小腸にたどり着くと増殖して毒素を出し症状が現れます。そのため主にみられるのは水様性の下痢や腹痛、おう吐などです。しかし腹痛を起こしたとしても軽度であり、発熱も稀です。重症になった時や小児の場合は、脱水を起こすことがあるため注意が必要ですが、腸管出血性大腸菌などとは異なり、重篤にはならないことの方が多いです。

毒素原性大腸菌の原因
毒素原性大腸菌は、大規模な食中毒や海外渡航者下痢症の原因となることが多い病気です。生ものや飲み水などが発症源になっている場合がほとんどで、上下水道の整備されていない開発途上国の水道水や生野菜のサラダ、果物が元凶になることが多いようです。わが国では、これらの諸外国へ出かけた渡航者からこの病原菌が最も多く発見されています。

毒素原性大腸菌の検査と診断
腹痛や下痢を引き起こすエンテロトキシンと呼ばれる毒素を産出する毒素原性大腸菌の検査方法は、患者の糞便の検体をスクリーニングしPCR法により、毒素遺伝子を調べる方法があります。遺伝子研究の基礎となる重要な手法であるPCR法とは、DNAポリメラーゼによる酵素反応を利用する方法で、微量のDNA断片を増幅できることから、個人識別や犯罪捜査でも使われています。

毒素原性大腸菌の治療方法
毒素原性大腸菌の治療法は、体から失われた電解質、水分の補充を行うことです。抗生物質が効きにくい菌が増加しているので、抗生物質は必ずしも必要ではありません。食品の加熱を十分に行ったり、二次感染を避けるために調理器具、手などを十分に洗浄することが重要です。飲用水が飲むのに適しているか調べ、貯水槽なども点検することが大切です。

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