急性細気管支炎はどんな病気?

急性細気管支炎とは、生に後2歳未満の幼児や6ヵ月未満の赤ちゃんに見られる症状です。潜伏期間は4日から6日で最初の2、3日は咳や鼻水などの風邪の症状が出てきます。その後、ヒューヒュー、ゼーゼーといった息苦しい呼吸が見られてきます。中には最初から息苦しい呼吸の症状から始まることもありますので、その場合は入院が必要になります。

急性細気管支炎の主な症状は?

急性細気管支炎の症状は、何日間か続いた上気道炎の後に、咳と呼吸困難又は掠れた様なヒューヒューという喘鳴が聞かれるようになります。または水泡音も聞かれ、皮膚・粘膜が青紫色に変化するチアノーゼも認められます。肺に空気が入っても出ずらいので、胸部X線で写真をとると過膨張の状態にみられ、CTでは過膨張と共に、小葉中心性の陰影が特徴的に認められる場合があります。

急性細気管支炎の主な原因は?

急性細気管支炎とは、2歳以下の小児に多く起こる気管支炎のことです。この原因としては、RSウイルスによって引き起こされています。しかしながらRSウイルスに感染してしまった場合の治療法、治療薬が現時点ではなく基礎疾患などがなければ様子をみるしかないのです。そのため多くの症例で自然治癒をすることを待っているのが実情なのです。

急性細気管支炎の主な検査と診断方法は?

急性細気管支炎の検査方法とは、まず何らかのウィルスに感染していないかを注射器で患者の血液を採取して調べます。そして気管支の状態を詳しく調べる為に、X線やCTを使用して体内の様子を詳しく調べます。その撮影した画像を詳しく見る事により、炎症の度合いを知ることが出来るのです。まれに誤飲による炎症もありますから、もし誤飲していれば、異物もうつしだします。

急性細気管支炎の主な治療方法は?

急性細気管支炎の治療法は、酸素や水分の供給と薬剤治療によって行います。気管支の炎症による呼吸困難を防ぐため、酸素の管理が必要です。また、ウイルスや菌に対する対処方法として、抗ウイルス薬や抗菌薬が治療に用いられます。しかし、この病気はアレルギー反応によって引き起こされることもあるため、これらの薬剤の投薬が直接に効果があるかは不明です。

急性細気管支炎の初診に適した診療科目