小水疱型足白癬

小水疱型足白癬はどんな病気?

小水疱型足白癬は、足に白癬菌が感染したために起こります。水虫を患っている患者の中でも、半数以上を占めています。足の側面や土踏まず、足の裏の指先などに湿疹に似た水疱がまだらにできます。数点しかなかった水疱も次第に増えていき、かゆみも出てきます。
水虫は足の甲にはできませんので、もしも足の甲にも水疱がある場合は、違う皮膚病の可能性が高いと言えます。

主な症状

小水疱型足白癬は足の裏の土踏まずなどに湿疹に似た水疱が数個できます。初めは数ミリ程度の水疱も症状が進行すると大きくなり数も増えていきます。
水疱を潰すと中からネバッとした液体が出てきますが、この液体の中にはほとんど水虫菌はいません。
水疱以外にも発症し始めた頃から皮膚が赤くなり強いかゆみが出ます。特にあたためると痒みが増します。

主な原因

小水疱型足白癬の主な原因は白癬菌の感染です。この症状は家族内に白癬の方がいるケースや、特定の施設で集団での生活をしている方、プールや共同の浴場を頻繁に利用する方は、感染する可能性が高くなります。
又、典型的な要因としては、指の間が極端に狭い場合に汗で湿気が多くなり、皮膚にトラブルが出るケースがあります。その為、夏季の革靴や長靴の着用などで衛生状態が不適切な場合に、この症状を発症します。

主な検査と診断

小水疱型足白癬の検査方法としては、医師による直接鏡検法は必須となります。これは足白癬とまぎらわしい疾患が多いためベテランの医師でも誤診をすることが往々にあるからです。
直接鏡検法とは顕微鏡で菌を観察することで、これを行なうことにより病変部に皮膚糸状菌の存在有無を確認することができます。また、小水疱があれば水疱蓋を検査材料とすれば、真菌の検出が可能となり診断がつきます。

主な治療方法

小水疱型足白癬は、朝と晩にクリーム状の外用薬を患部に塗ることを主な治療法とします。これを数週間から数ヶ月間つづけていき、その時点で治っていなければ、重症用の治療に切り替えていきます。
重症用の治療では、外用薬と同時に内服薬を処方され、それを一日に数回服用し、様子を見ます。
これで大抵の場合には、症状が収まっていくことになります。

小水疱型足白癬の初診に適した診療科目


診断・診察できる病院・クリニック

※事前にお電話にて病院・クリニックにご確認ください。

川崎皮膚科クリニック
皮膚科、形成外科
福井県坂井市丸岡町里丸岡3丁目1-2
北原皮膚科クリニック
皮膚科、アレルギー科
東京都千代田区外神田2-3-6 北原ビル2階
まさ形成外科・皮膚科クリニック
皮膚科、形成外科
東京都世田谷区太子堂2-16-5 さいとうビル7階

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