泣き入りひきつけ ナキイリヒキツケ

初診に適した診療科目

泣き入りひきつけはどんな病気?

泣き入りひきつけは、生後6ヶ月から5歳頃までの乳幼児によく見られます。何らかの理由で、激しく泣いた後、呼吸が一時的に停止し、低酸素状態になるため、チアノーゼ、けいれんや、意識の低下を生じます。
通常は1分程度で呼吸、意識も回復し、脳に後遺症を残すことはありません。
脳波や画像診断に異常はなく、成長にともなって消失していきます。

主な症状

泣き入りひきつけの症状とは、痛みやびっくりする事があり、子供が強く泣きだします。すると次第に白目を向いたり、手足をけいれんさせます。そして顔が紫色に変色しチアノーゼと言われる状態になります。
赤ちゃんの場合は強く泣きながら体を弓形にそらす行動もみられます。
次第に泣く事に疲れ泣き止むと、顔色は戻り、けいれんもおさまってきます。

主な原因

泣き入りひきつけの原因とは、強く泣く事で引き起こされます。強く泣く事により、息を吐き出し、吸い込むと言う呼吸を上手くする事が出来ずに、酸素が血液に回らなくなります。すると顔が紫色に変色しチアノーゼが発生するのです。
これはかんの強い赤ちゃんに多く、神経質であったりする性格の問題もあります。
幼児期の心理的なストレスも関係しているとも言えます。

主な検査と診断

泣き入りひきつけの検査は、小児科で受けることができます。検査方法としては、医師による問診となります。
その結果、泣き入りひきつけと診断された場合は、特に、検査や治療は不要です。泣き入りひきつけは、てんかんや知能障害を引き起こすものではありません。
その他の原因で、けいれんが引き起こされている場合には、MRI、CT、脳波血液検査が行われることがあります。

主な治療方法

泣き入りひきつけの治療法とは、一般的に病院では行われないです。自宅で強く泣きながら、ひきつけを起こした場合は病院の受診は必要はないのです。
まず強く泣きだして手足をけいれんさせる等の症状が現れたら、呼吸を妨げないように衣服の締め付けを緩めます。そして安心感を与える為に声を掛けたり、抱き上げたりしながら子供をあやします。
泣き疲れて泣き止むと症状はおさまります。