生活不活発病はどんな病気?

生活不活発病とは、災害などをきっかけに外出が減り、動きたいのに動けない状態になることです。そのため、全身のあらゆる機能が低下した状態になり、その症状は同時に少しずつ現れてきます。そして、立つ、歩くなどの日常生活の動作がやりにくくなってしまい、すぐに疲れてしまいます。また、高齢者や障害者は特に起こりやすく、災害時などは注意が必要になります。

生活不活発病の主な症状は?

生活不活発病はの病状は、体のさまざまな機能において、全体的に低下するというものです。心や体の機能の低下の病状について、同時に少しずつ発症していきます。日常生活での動作が難しくなったり、あるいは疲れやすくなってきます。また、食欲不振や便秘などの消化機能の低下や、心肺機能の低下、うつ状態や知的活動の低下などの症状も体に表れます。

生活不活発病の主な原因は?

生活不活発病の原因とは、毎日の日常生活が活発でないことです。活発な生活をしなくなる、出来なくなるというきっかけとしては、今まで車の運転を趣味としていた高齢者が、もう危険だからと家族に免許を取り上げられ、外出の機会が減ってしまったことで楽しみがなくなり家にこもりがちになった、震災にあい、避難所での生活が続き、なにもする気力がなくなり一日中寝ているか座っているかの状態になっているなどです。

生活不活発病の主な検査と診断方法は?

生活不活発病の検査方法は特に確立してはいませんが、患者の日頃の生活を知ることで診断することができます。例えば、病気を患ったり足腰を悪くして長い期間安静にしていたことがあるか、高齢による衰弱や病気の後遺症として寝たきりだったことがあるかなどを調べる検査を行って、身体の機能がそれらにより影響を受けているかをチェックします。

生活不活発病の主な治療方法は?

生活不活発病の治療法は、とにかく動くことです。激しい運動でなくても良く、ウォーキング程度でも充分に効果があります。長時間歩くのが辛い場合は、短時間からスタートし、少しずつ時間を長くしていくと良いでしょう。それでも辛い場合は、まず室内歩行であったり、身の回りのことを行うと、自然と少しずつ動けるようになっていきます。外出する回数も、少しずつでいいので増やしていきましょう。

生活不活発病の初診に適した診療科目