アトピー性皮膚炎 アトピーセイヒフエン

初診に適した診療科目

アトピー性皮膚炎はどんな病気?

アトピー性皮膚炎は、かゆみのある湿疹・皮膚炎が増悪・軽快を繰り返して症状が長期間続きます。

発症部位は、年齢によって異なります。顔、頚などの露出部位、肩、肘、膝、手足関節など好発しますが、頭、背部、胸部など、全身どこにでも発症してしまう病気です。

悪化因子は、温度、湿度、大気汚染、日光、ホコリ、ダニ、汗、食物、化学物質、ストレスなどが多彩な悪化因子となっています。

主な症状

アトピー性皮膚炎の主な症状は、皮膚の炎症、肌の乾燥、激しいかゆみ等であり、アレルギー性鼻炎や気管支喘息を併発していることが多くあります。

頭部、顔面、体幹、手足と全身に広がります。皮膚炎の場合は、肌が乾燥すると、表面は白い粉を吹いたような状態になり、強いかゆみを伴います。

また、赤い湿疹や結節などができ、激しいかゆみを伴います。湿潤した状態の肌は、じゅくじゅくすることもあります。

主な原因

アトピー性皮膚炎の原因は、遺伝子要因によるものや、後天的に生活環境からアレルギーを引き起こしたものなどがあります。

遺伝子要因によるものは、免疫が過剰に働いてしまう体質や、皮膚の油分が生まれつき不足していて皮膚炎を起こしやすい体質が原因であり、ダニやハウスダストなどのアレルゲンとなる物質がアレルギーの原因物質になます。

主な検査と診断

問診や患部の観察により診断します。
血液検査をして、アレルギーなどを調べることもあります。

主な治療方法

保湿剤やステロイドを外用します。

悪化した場合は、ステロイドをランクアップ、改善したら、ステロイドをランクダウンなど、皮膚の状態に合わせて、ステロイドの外用薬は調整します。