尋常性乾癬 ジンジョウセイカンセン

初診に適した診療科目

尋常性乾癬はどんな病気?

尋常性乾癬は、表面の皮膚が赤く張れ上がりそこに白い垢が付着して、その部分がはがれ落ちる病気です。皮膚の表面上に出来る病気ですので、他人に対して移るようなことはありません。病気になる要因は、外部からの要因であったり遺伝であったりと一つに限られていません。しかし、初期段階の症状だと塗り薬で簡単に治療することが出来るものですので、自覚症状のある方はすぐに病院に行くほうが賢明です。

主な症状

尋常性乾癬という病気の症状は、皮膚が赤くなってもりあがってきます。その皮膚の表面には白い垢が厚く付着しています。その厚い皮膚の部分は、新陳代謝が健康な皮膚の3倍から4倍のスピードなので皮膚がぽろぽろとはがれおちてきます。初めはニキビのような赤いちいさな湿疹ができ、それがだんだんとまわりの皮膚にも広がってくることによって悪化します。

主な原因

尋常性乾癬の原因は精神的なストレスによるものが一番大きいといわれています。そのほか、気候の変化や高脂肪摂取や刺激物の取り過ぎなどがあげられています。また夏場より冬場のほうが発症率は高く症状も悪化傾向になるといわれています。また肥満のかたに患者が多くみられます。ファースドフードやインスタント食品の取り過ぎやアルコールも要因のひとつだといわれています。

主な検査と診断

診断は特徴的な発疹の分布や経過を見て行われます。内臓に異常があることはほとんどないですが、その中でも糖尿病や高血圧、肝臓病を合併症として患っていることがあります。尋常性乾癬の一般的な検査方法としては、ほとんどの場合、問診と触診によりわかります。皮膚科の専門医であれば合併症があっても、ほぼ間違えなく診断できるといわれています。

主な治療方法

尋常性乾癬の治療法は、一般的には外用薬での治療が施されますが、効き目が現れなかったり、重度になった場合は内服薬や光線療法に変わることが多いです。外用薬では副腎皮質ステロイド外用剤やビタミンD3誘導体外用剤が使用されます。内服薬はエトレチナートやシクロスポリンが用いられ、光線療法では、紫外線の増感剤のメトキサレンを塗り、紫外線をあてる治療となります。