悪性高血圧症

悪性高血圧症はどんな病気?

悪性高血圧症(高血圧緊急症)とは、すぐに降圧治療しなければ脳、心臓、腎臓、大動脈などに重篤な障害が起こり、致命的になりうる病態です。血圧が210/130mmHgになります。循環器(高血圧専門医)に受診し、血圧をされます投薬治療(カルシウム拮抗剤・ACE阻害薬)を始めます。処方薬服用しますだけでなく、生活習慣の見直しが大切です。

主な症状

悪性高血圧症とは、放置しておくと死に至るほど異常に高くなった血圧のことをいいます。この症状では脳、心臓、腎臓、大動脈などに致命的なダメージが加わることが多く早期に適切な治療をおこなわないと死に至るのです。脳や心臓では薬剤だけでは血圧を抑えることが難しいことが多々あり外科的手術を行なって血圧が上がっている元を取り除く必要があります。

主な原因

悪性高血圧症の原因は、高血圧症状の不十分なコントロールによって起きます。高血圧症状が体の許容量以上に進行したことによって、重大な高血圧に関わる病状を発症させます。また、慢性腎不全や腎血管性高血圧症などの腎臓の病気が、この病状を引き起こすこともあります。さらに、褐色細胞腫やクッシング症候群のような内分泌系の病気も引き金になります。

主な検査と診断

重症な高血圧である悪性高血圧症は、高度の血圧上昇、脳・心血管障害を合併するので検査が重要です。検査方法は、定型的と非定型的とで異なりますが、どちらも血圧検査、腎機能障害があるかどうか(血清による検査)、全身症状(浮腫、呼吸困難、胸痛、不整脈、運動失調、知覚障害、頭痛、めまい、悪心など)がどうであるか、などを検査します。

主な治療方法

悪性高血圧症(高血圧緊急症)は高血圧による症状が急速に深刻化した状態のことです。すぐに降圧治療を行う必要があります。治療法として、原則入院治療を行います。ICUまたはそれに類する環境下で治療し、即時に調節可能な静注薬を用いることが望ましいです。降圧の程度や速度は、一般に1時間程度の間に平均血圧を20~25%下降させるのが適切です。典型的な第1選択薬にはニトロプルシド、フェノルドパムなどがあります。

悪性高血圧症の初診に適した診療科目

悪性高血圧症に関連する病名