鼻づまり

初診に適した診療科目

鼻づまりはどんな病気?

鼻づまりとは、鼻腔を通る空気の流れが悪くなることによって起こる感覚です。主な原因は、風邪やアレルギー性鼻炎などによる鼻粘膜の腫れです。
鼻づまりが起きると息苦しく、不眠になったり、食べ物を美味しく感じなくなったり、生活の質が低下してしまいます。
市販の薬でも症状が改善されますが、長く鼻づまりが続く場合には医師に相談してみるといいでしょう。

主な症状

鼻づまりは色々な症状を引き起こします。鼻づまりによって口呼吸になるといびきの原因となります。また、鼻づまりによって、十分な睡眠がとれなくなります。
口呼吸になることで、鼻というフィルターを通さずに直接外気が肺に入ってくるため、細菌やウイルスなどの病原体に感染しやすくなります。
においを感じにくくなり、味覚も低下することがあります。このように鼻づまりは様々な弊害を伴います。

主な原因

鼻づまりの主な原因は、風邪による鼻炎やアレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などによる鼻粘膜の腫れです。
鼻炎による鼻づまりは、鼻の中の粘膜が腫れることによって、鼻の通りが悪くなって起こります。風邪やアレルギー性鼻炎の鼻水は水っぽいので、鼻水自体が鼻づまりの原因となることは、ほとんどありません。
また、鼻粘膜の腫れ以外にも鼻中隔弯曲症などの鼻の構造上の問題や、鼻腔内の粘膜にポリープなどができることによって鼻づまりが起きることもあります。

主な検査と診断

鼻づまりが起こっているかどうかを調べる方法はいくつかあります。これは鼻の穴の空気の通り道が狭くなっていることを意味しますので、実際に空気を流してみて調べることができます。
鼻の穴の中に向かって空気を注入し、時間当たりの空気の流れる量を観察します。それが一定量以下であれば、鼻の穴の空気の流れが悪いということになります。これが一般的な検査方法です。

主な治療方法

鼻づまりの治療法は、その原因がなんであるかによって異なってきます。
鼻の穴の中の粘膜が炎症を起こしていることによって引き起こされているのであれば、その炎症を抑えるような治療を行います。
また、鼻の骨の形やその構造による何らかの問題を抱えているのであれば、形成外科的な処置、つまり手術によってそれを治療するような方法も考えられます。