異型白癬 イケイシラクモ

初診に適した診療科目

異型白癬はどんな病気?

異型白癬は、皮膚の異常で受診した際に、白癬を誤診されたために、皮膚科でステロイドを外用薬として投与され、白癬の典型的な症状からは、全くかけ離れた状態になってしまい、異型白癬という状態になります。自己判断によって、外用薬を用いても起きることがあり、炎症症状は抑えられたけれど、中心治療傾向や環状紅斑がはっきりしなくなったり、診断が難しくなってしまうことがあります。

主な症状

異型白癬の症状は、ステロイドを外用したため、もともとの白癬の症状である環状紅班や中心治療傾向が、抑えられている状態です。全体に赤みを帯びた大きさもまばらな湿疹がみられ、堤防上に隆起した丘疹が見られることもあります。現れる部位としては、体幹や四肢、顔面などがあげられます。白癬菌は、皮膚内で増殖しているためかゆみも伴います。

主な原因

異型白癬とは、白癬が修飾されて、白癬の典型的な臨床像とかけはなれてしまっている状態のことを指しますが、この原因はステロイドを外用することによります。白癬に長期間にわたってステロイドを外用することで、白癬が通常の様態とはことなる状態になってしまいます。これが異型白癬です。こうなることで、白癬であると判断することが難しくなってしまうのです。

主な検査と診断

異型白癬は他の白癬とくらべても発見が難しいので、検査方法は通常の白癬の検査と似通っています。症状が出ていると疑わしい足の角質を採取し、アルカリ質の液体で溶かして白癬菌を顕微鏡で見えるようにするという、カセイカリ鏡検法という検査を経るのが、一般的です。多くの白癬と症状や皮膚の状態を照らしあわせて、最終的には医師の目で見分けます。

主な治療方法

異型白癬の基本となる治療法は薬物療法です。この疾患の治療法は、抗真菌薬の内服や外用薬の使用が一般的です。これらの薬剤は薬局やドラッグストアなどでも医薬品として販売されているもので、比較的簡単に購入する事ができます。しかしながら、異型白癬の症状が進行している場合は、皮膚科や内科などの専門的な診療科での治療が必要になります。