白癬

初診に適した診療科目

白癬はどんな病気?

白癬と呼ばれる病気がありますが、最も多いのが爪に起こるものです。これは水虫とも呼ばれます。爪の中に菌が入り込み、爪がぼろぼろになったり、炎症が起きて膿が出てきます。最も多いのが足の水虫ですが、気になって足を触ってしまう事により手にも感染してしまう事があります。水虫は他人にもうつる病気ですので、家族に患者がいる場合スリッパ等の併用は避けるようにします。

主な症状

白癬とは、別名水虫の名を聞けば、そのさまざまな症状を容易に思い浮かべることができます。代表的なものとして、患部の腫れやただれ、激しいかゆみなどがあげられます。また、これらの腫れやただれなどは、皮膚のめくれや剥離などを伴うケースもあります。これが爪の中などに生じてしまった場合は、爪の色が白っぽく変色したりする場合もあります。

主な原因

白癬に感染する原因は、何よりも感染する機会が非常に多いことにあります。感染者とともに生活しているだけで感染するリスクはほぼ100%といっても過言ではありません。湿気の多い環境、夏場の高温な状況では感染のリスクがより上昇します。冬場でも靴のむれによって不潔な状態を放置していると、夏場以上の感染の危険度が高まってしまいます。

主な検査と診断

白癬の検査方法とはまず、痛みや痒みがあるのかを質問します。そして炎症や患部を診察します。そしてその原因をはっきりと突き止める為には患部の皮膚を少しだけ採取して、顕微鏡で何らかの感染にかかっていないのかを見ます。菌は人の目では見る事は不可能ですが、顕微鏡にははっきりとうつります。そこで菌が発見されれば原因が突き止められ、病名が分かります。

主な治療方法

白癬の治療法としては、治療薬の服用・外用が基本です。治療薬は抗真菌薬といい、有効な成分として、塩酸テルビナフィン、塩酸ブテナフィン、塩酸アモロルフィン、ラコナゾールがあります。外用薬は、市販薬として薬局、ドラッグストアなどで販売されていますが、服用薬は医療用医薬品のため病院でしか処方されません。悪化させずに完治したいのなら皮膚科などで診察を受けることが肝心です。